JavaScriptの勉強方法。若手、新人エンジニアにおすすめ学習サイト紹介
JavaScriptはWeb系の開発者にとって必須といえるプログラミング言語です。Web業界で働くなら習得が求められますが、記法が特殊であるため、初心者には学びにくいかもしれません。今回若手、新人エンジニアの方向け学習のコツや学習サイトを紹介します。
目次[非表示]
- 1.JavaScriptについて知ろう
- 1.1.JavaScriptとは
- 1.2.どんな場面で使われているか
- 2.効率の良い学習プロセス
- 2.1.HTMLとCSSを学ぶ
- 2.2.JavaScriptの文法を学ぶ
- 2.3.アプリやWebサイトの作成
- 3.JavaScriptの勉強におすすめの学習サイト
- 4.スキルを証明するおすすめの資格
- 5.実践も交えた学習プロセスが有効
JavaScriptについて知ろう
JavaScriptはWebページやWebアプリをはじめ、ゲームやデータベースなどにも利用されるプログラミング言語です。まずはJavaScriptという言語の概要を見ていきましょう。
簡単なWebサイトの改修の内製化を目指すフロントエンド(HTML・CSS・JavaScript)入門5日はこちら
JavaScriptとは
『JavaScript』は、主にWebサイトに組み込むプログラムで利用されるプログラミング言語です。
このプログラムはHTMLファイルの中に特殊な記法で記述され、基本的にはページ表示時にWebブラウザ内の言語処理系ソフトウェアで実行されます。
Webサイトに何らかの動きやインタラクティブな要素を加える場合に用いられ、日常的に閲覧するWebサイトの多くにJavaScriptが利用されています。
ちなみに、Javaというプログラミング言語と混同するかもしれませんが、両者は名前が似ているだけで全く異なる言語です。
どんな場面で使われているか
JavaScriptはWebページやWebアプリでよく利用されるプログラミング言語ですが、活用場面や応用方法は多彩です。
例えば、マウスオーバーによる何らかの変化や検索窓への自動移動などを制御しています。演算も得意なので、チャート作成や絞り込み検索、データベース管理にも対応可能です。
この汎用性の高さから、Web業界ではフロントエンドからバックエンドまで幅広くJavaScriptを利用しており、求人情報も多彩です。Web業界で働くならば、JavaScriptの習得は必須といえるでしょう。
ほかにも、ゲーム制作やアプリ開発にも利用されるため、JavaScriptを学べば活躍の場が大きく広がります。
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効率の良い学習プロセス
一般的に、プログラミング言語のトレンドは1、2年程度で変わってしまいますが、Webサイトと密接に関連したJavaScriptは、原型が1995年に登場して以来25年が経過した現在でも常に高いニーズがあります。
しかし、記法が特殊であるため、学習プロセスを検討することが重要です。JavaScriptを効率良く学習するプロセスを見ていきましょう。
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HTMLとCSSを学ぶ
JavaScriptによるコードはHTMLファイルに記述されますが、WebページではHTMLやCSSに変換され、Webブラウザが解釈してプログラムを実行します。
Web製作でJavaScriptを使う際にはHTMLやCSSにコードを組み込むことになるため、これらの言語もあわせて学ぶことが必要です。
まずはHTMLとCSSを理解し、どのようにJavaScriptで実装すべきか考えられる下地を形成しましょう。
JavaScriptの文法を学ぶ
HTMLとCSSをある程度把握したら、JavaScriptで使う変数や処理に慣れましょう。JavaScriptは文法や機能が独特なので、少しずつ慣れる必要があります。
例えば、実行環境が基本的にブラウザベースであったり、関数で関数を返すことができたり、といった記述は不慣れだと理解に時間がかかることもあるでしょう。
こういった文法を理解することで、Webページの要素に動きを加えられたり、Webアプリの製作に活かせたりします。
アプリやWebサイトの作成
初心者のエンジニアでも最終的には自身でアプリやWebサイトを作成します。これができて言語を理解したといえますが、イメージ通りの結果にならないケースもあるでしょう。
トライアンドエラーの中で、自身に足りないものが発見できます。HTML・CSSやJavaScriptの文法をさらに深く勉強して、もう一度トライしてみましょう。
なお、既存のWebサイトを模倣することでも学習効果が得られます。ある機能を実現するための定番の構文などが発見できるため、先輩開発者の製作物からも学びましょう。
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JavaScriptの勉強におすすめの学習サイト
インターネットにはJavaScriptに関する情報が溢れています。世界でトップシェアを誇る言語のためノウハウだけでなくコミュニティーも多数形成され、独学も比較的容易です。
しかし、HTMLやCSSとの関係上、座学だけでの学習効率は高くありません。基礎を無料で学び、実装も含めて実践的に学んでいくアプローチを意識しましょう。
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プロゲート
『プロゲート』は、紙でも動画でもないスライドでJavaScriptが学べる学習サイトです。イラスト中心のスライドは直感的に理解しやすいうえ、自分のペースで学習しやすく、復習もしやすくなっています。
無料会員なら、基礎レベルの18レッスンから、それぞれの最初のコースが学べます。まずは無料会員になって基礎を身に付けましょう。
有料の『プラス会員』であれば、公開中の79レッスンの全てを月額980円(税別)で学べます。
Udemy
『Udemy』では、受講する講座を多彩なラインアップの中から自由に選べます。ECサイトの感覚で講座の学習内容やコース内容をチェックし、気に入ればカートに入れて購入するという仕組みです。
講師も講座のスタイルもさまざまで、何がどのように学べるのか、演習テストはあるのかなど、自身に最適な講座を詳細に比較できます。
ドットインストール
『ドットインストール』は、3分の動画で手軽に学べる学習サイトです。講座は短時間ですが種類は豊富で、400以上のレッスンと6000本以上の動画を用意しています。
スキマ時間にスマートフォンでも学べる手軽さが魅力といえるでしょう。基礎的な内容の講座は無料会員でも視聴できますが、『PREMIUM』のタグがついた講座は月額1080円(税込)のプレミアムサービス登録が必要です。
ジョブサポート
『ジョブサポート』では、自学形式とコーチングを組み合わせたエンジニア研修を提供しています。
通学形式とオンライン・リモート講座が選べ、JavaScriptであればHTML5・CSSを含めたフロントエンド入門5日講座が用意されています。
個人での受講のほか、企業の研修としても利用可能です。勤務時間内にチャット・ビデオ会議ツールを用いて、通学に近い形でJavaScriptの習得ができます。
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スキルを証明するおすすめの資格
学習サイトでJavaScriptを習得しても、スキルを証明することには直結しません。採用担当者にアピールするためには、JavaScriptに関する資格を取得することが重要です。
また、資格取得を目指す学習の中で、総合的にスキルアップもできます。JavaScriptのスキルを証明するおすすめの資格2件を見ていきましょう。
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CIW JavaScript Specialist
『CIW(Certified Internet Webmaster)』は、デベロッパ・アドミニストレータ・デザイナーといった職種ごとに、インターネット技術者の力量を認定する試験です。
世界的に著名な試験であり、CIWの一種である『CIW JavaScript Specialist』では、英語によるハイレベルな問題が出題されます。
合格するとJavaScriptの技術者として中級以上であるという証明になるため、海外にも活躍の場が広がります。初心者には難しい試験ですが、合格すればキャリアアップが望めるでしょう。
HTML5プロフェッショナル認定試験
『HTML5プロフェッショナル認定試験』は、HTML5やJavaScriptの基礎的なスキルが証明できる試験です。HTML5レベル1とHTML5レベル2という2段階のレベルがあり、レベル1なら初心者でも合格を狙えます。
日本国内での認知度が高く、合格すると即戦力として判断されやすいことが利点です。試験勉強の過程でJavaScriptの仕様・実装が幅広く学べるため、これからJavaScriptを学び始める人におすすめします。
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実践も交えた学習プロセスが有効
JavaScriptはHTMLファイルに特殊な記法で組み込むというスタイルなので、座学だけでは開発現場で対応できるスキルが育ちません。
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HTMLやCSSとの関係を学び、実践も交えて仕様・実装に慣れることで習得できます。テキストを暗記するより、開発者としての実践力を鍛えましょう。資格取得を目指す中でスキル習得もでき、取得すれば活躍の場が広がります。