JavaScriptのオンライン学習とは?タイプ別の特徴や選び方を解説
アプリ全盛時代の今、JavaScriptは人気が高いプログラミング言語です。社員を対象に研修を行う予定があるなら、メリットの多いオンライン研修を検討しましょう。ジョブサポートでも全国からフロントエンド(HTML5・CSS・JavaScript)コースの問い合わせが来るようになってきています。オンライン学習のメリットやサービス会社の選び方を紹介します。
目次[非表示]
- 1.JavaScriptの基本をおさらい
- 1.1.JavaScriptの特徴について
- 1.2.JavaScriptで何ができるのか
- 2.社員にJavaScriptを習得させるメリット
- 2.1.将来性が高い
- 2.2.多くのWebアプリ開発が可能
- 2.3.案件受注の幅が広がる
- 3.JavaScriptを学ぶ際のポイントは
- 3.1.HTMLとCSSを習得する
- 3.2.JavaScriptの基本文法を理解する
- 3.3.実際に手を動かして開発する
- 4.JavaScriptの研修は外部委託がおすすめ
- 4.1.準備などの負担がない
- 4.2.レベルの高い講師から学べる
- 4.3.助成金の支給を受けられる
- 5.外部研修にはどんな選択肢がある?
- 5.1.講座タイプ
- 5.2.オンライン学習タイプ
- 5.3.おすすめはオンライン学習
- 6.失敗しない研修サービス選びのコツは
- 6.1.過去の実績が豊富にある
- 6.2.受講者のレベルに合っている
- 6.3.費用が適正範囲にある
- 7.JavaScript習得は外部サービスを活用しよう
JavaScriptの基本をおさらい
JavaScriptとはどのようなプログラミング言語なのでしょうか。JavaScriptの特徴を解説し、JavaScriptで具体的にできることを紹介します。
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JavaScriptの特徴について
JavaScriptとは、Webサイト・Webアプリの作成やシステム開発で使用されるプログラミング言語です。主に、Webサイトにおける動的なコンテンツを作成するのに用いられます。 パソコンやスマホで閲覧できるWebサイトの多くは、JavaScriptが使用されています。ブラウザ上で体験できるほとんどのことが、JavaScriptの処理によるものです。 近年は、ブラウザ側だけでなく、サーバー側で動作する種類も登場しています。言語を使用するための開発環境が、豊富に用意されていることも特徴です。
JavaScriptで何ができるのか
JavaScriptを使うと、Webサイトのコンテンツに動きを付けられます。HTMLとCSSのみで作成した静的なサイトと違い、訪問者を飽きさせない工夫をこらせる点が特徴です。 Webサイト上でイベント処理がなされるのも、JavaScriptの働きです。さまざまなアクションを行った後に、あらかじめ定めておいた特定の処理を実行させられます。 サーバー側との通信を非同期で行い、ページの一部のみ動的に書き換える『Ajax』は、JavaScriptを用いた技術です。GoogleマップやECサイトなどで活用されています。
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社員にJavaScriptを習得させるメリット
JavaScriptの研修を実施し、社員にスキルを身に付けさせるメリットを紹介します。JavaScriptは将来性が高いため、扱えるエンジニアがいれば企業としても大きなメリットを受けられるでしょう。
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将来性が高い
JavaScriptを社員に学ばせるメリットとして、将来性の高さが挙げられます。Webサイト作成の世界標準であるJavaScriptは、今後もますます需要が高まっていくでしょう。 JavaScriptは、現在のWebサイトのほとんど全てに使われている言語です。Webサイトに動きを付けられる言語は、現時点でJavaScript以外に見当たらないため、シェアを独占し続けると考えられています。 ライブラリやフレームワークが豊富に用意されている点もポイントです。JavaScriptを用いたプログラム作成を効率よく進められることは、言語としての強みといえます。
多くのWebアプリ開発が可能
JavaScriptは、さまざまなWebアプリ開発に活用されています。Ruby・PHP・Javaなどの言語とも相性が良いため、他の言語と組み合わせたアプリ開発も可能です。 フロントエンドとサーバーサイドの両方で使える上、近年はJavaScriptを応用した言語も多数登場しています。例えば、Node.jsは、バックエンドでのアプリ開発も可能なプログラミング言語です。 Node.jsを使いこなすためには、JavaScriptの知識が欠かせません。このように、JavaScriptを学習しておけば、幅広いWebアプリ開発に対応できます。
案件受注の幅が広がる
JavaScriptを社員に習得させれば、数多くの案件を受注できるようになるでしょう。さまざまなWebサイトやWebアプリの開発に対応できることは、企業としての大きな強みになります。 近年、Webサービスを展開する多くの企業で、UIやUXの向上が重要なテーマになっていることもポイントです。 UI(ユーザーインターフェイス)とは、WebサイトやWebアプリを見る際、画面上で見られる全ての情報を指します。また、UX(ユーザーエクスペリエンス)とは、WebサイトやWebアプリから得られる体験のことです。 UIやUXを向上させるためには、JavaScriptによる開発が欠かせません。今のうちから、JavaScriptを扱える社員の育成に着手しておきましょう。
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JavaScriptを学ぶ際のポイントは
JavaScriptの学習では、最初にHTMLとCSSを学ぶ必要があります。次にJavaScriptの構文を理解できたら、簡単なWebサイトを開発して力試しを行いましょう。
HTMLとCSSを習得する
Webサイトの基礎的な要素は、HTMLとCSSで作成されています。Web開発などに携わるためにJavaScriptを学ぶ際は、HTMLとCSSの習得が必須です。 HTMLとは、テキスト・リンク・画像など、Webサイトの基本的な構成要素を表現するマークアップ言語です。また、スタイルシート言語であるCSSでは、HTMLによる表現にさまざまなデザインを施せます。 JavaScriptで作成したコンテンツは、あくまでもWebサイトの付加価値的な要素に過ぎません。Webサイトを構築する上で不可欠なHTMLとCSSは、必ず習得するようにしましょう。
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JavaScriptの基本文法を理解する
HTMLとCSSをある程度習得できたら、JavaScriptの学習に取り組みましょう。JavaScriptをマスターするためには、最初に基本文法を理解しなければなりません。 他の言語と同様、JavaScriptにも独自の構文が存在し、コードを記述する際は構文に則した形で書き進める必要があります。他の言語を学習したことがないなら、条件分岐やループ処理なども覚えなければなりません。 JavaScriptの構文には、使用頻度の高い定番の構文があります。よく使う構文から先にマスターし、学習を繰り返しながらその他の構文も覚えていくのがポイントです。
実際に手を動かして開発する
プログラミング学習の基本は、実際に多くのコードを書いてみることです。Webサイトや書籍に書いてある内容を読むだけでは、分かっているつもりの状態に留まってしまいます。 JavaScriptの学習でも、実際に手を動かしてコードを書いてみましょう。ある程度の基本をマスターできたら、ゼロからWebサイトを作成してみるのもおすすめです。 HTMLとCSSで簡単なWebサイトを作れば、JavaScriptの簡単な実装を試せます。インターネット上で公開されているサンプル集を活用し、自分の実力に合わせて基礎的な開発から始めてみましょう。
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JavaScriptの研修は外部委託がおすすめ
JavaScriptの研修を外注すれば、自社で実施するより多くのメリットを受けられます。研修を外部委託したほうが良い理由をチェックしておきましょう。
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準備などの負担がない
JavaScriptの研修を社内で実施する場合、研修内容の考案や資料作成などに多くの時間や手間を要します。自社講師での研修なら、講師の選定も行わなければなりません。 一方、研修を外部委託すれば、準備にかかる負担をゼロにできます。研修内容や資料は全て業者側のものを使えるため、本業に支障をきたさずに研修を実施できる点がメリットです。 一般的には、プログラムの内容も業者ごとに幅広く用意されています。企業側の基本的な負担は、外部委託にかかる費用と、受講内容を選ぶ手間のみです。
レベルの高い講師から学べる
JavaScriptの研修を外注することで、レベルの高いプロ講師から講義を受けられます。指導内容を熟知しているため、受講者のレベルに合わせて学習のペースを調整してくれるでしょう。 JavaScriptをはじめとしたプログラミング言語に関する、最新情報を得られる点もメリットです。仕様が変化しやすいプログラミング言語の学習を、安心して受けられます。 外部のプロ講師なら、単に構文などの基礎知識を教えるだけでなく、より実践的な知識も教えてくれるでしょう。学習内容に強弱をつけられるため、現場で使えるスキルを習得できます。
助成金の支給を受けられる
人材育成を目的として研修を行えば、国から助成金を受け取れます。JavaScriptの研修に適用できる助成金としては、厚生労働省が実施する人材開発支援助成金がおすすめです。 正社員を対象に研修を実施し、特定の要件を満たすことで、研修費の一部を助成してもらえます。研修方式は座学以外に、一部OJTを実施することも可能です。 助成金の支給を受けるためには、研修計画の内容について認定を受けなければなりません。自社で計画した研修でも制度を利用できますが、計画に関する要件を確実にクリアするためには、研修を外部委託するほうが無難です。
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外部研修にはどんな選択肢がある?
研修を外注する場合の形式は、参加者が一堂に会する講座タイプと、リモートで参加できるオンライン学習タイプから選ぶことになります。それぞれのメリットを理解しましょう。
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講座タイプ
外部研修で選択できる方式の一つが講座タイプです。一般的なセミナーなどと同様、企業側が用意した会場に受講者を集め、講義形式で研修を進めていきます。 社員を一つの会場に集合させ、まとめて講義を行えるため、効率よく研修を実施できる点がメリットです。初歩的な内容を体系的に学習させたい場合にも向いています。 一方、受講者の学習が能動的になりやすく、学習意欲が高くなければ研修効果は半減するでしょう。全員に同じ内容を教えるため、理解度に差が出やすいこともデメリットです。
オンライン学習タイプ
オンライン学習タイプは、インターネット・パソコン・Web会議ツールなどを用いて、離れた場所からでも研修に参加できるタイプです。 あらかじめ録画・編集した映像を配信するタイプと、ライブ映像を視聴するタイプに大きく分けられます。ライブ映像方式でマイクやイヤホンを使えば、講師と参加者がコミュニケーションをとることも可能です。 参加者が会場に足を運ぶ必要がないため、研修にかかる移動コストや会場費を削減できます。配信された映像を自分で録画しておけば、繰り返し学習できる点もメリットです。
おすすめはオンライン学習
働き方改革による働き方の多様化や、災害時・感染症まん延時に出社できない場合の対策として、オンライン研修のニーズが高まってきています。 オンライン研修なら、地方に支社や営業所を抱える企業も、遠隔で全社員に同じ内容の研修を受けてもらえます。わざわざ本社に出向いてもらう必要がありません。 Web会議システムなどのICTツールが普及していることもポイントです。テレワークを導入している企業が増えており、研修もオンライン学習へと移行しつつあります。 今後の研修は、オンライン型と集合型を組み合わせたタイプが多くなるでしょう。どうしても集合が必要な部分のみ従来通り実施し、その他をオンラインで行えば、より効率よく研修を実施できます。
■関連サイト
失敗しない研修サービス選びのコツは
JavaScriptの研修は、多くの研修サービス会社で実施してもらえます。以下に挙げる三つのポイントを考慮し、研修を成功に導ける確かな業者を選びましょう。
過去の実績が豊富にある
研修サービス会社を選ぶ際は、実績に注目しましょう。過去の実績が豊富なら、安心して任せられる会社だと判断できる一つの指標になります。 過去の実績を確かめる際は、提供件数だけでなく、どのような企業が利用しているのかも分かればベストです。同規模の同業他社に導入実績があるなら、信頼できる可能性が高いといえます。 設立後の経過年数もチェックが必要です。長年支持されていることが分かるだけでなく、長期間にわたり培ってきたノウハウがあることも判断できます。
受講者のレベルに合っている
受講者の人数が多くなるほど、受講者のレベルのばらつき具合も大きくなります。研修業者を選ぶ際は、受講者のレベルに合わせた研修を行ってくれるかもチェックしましょう。 単に研修自体のレベルで選んでしまうと、初心者には難し過ぎたり、上級者には物足りなかったりしてしまいかねません。個々のレベルに合わせて、個別指導してもらえる業者がベストです。 講師が一方的に進める形式の研修は、受講者のレベルに合わせた研修とはいえません。質疑応答やフォロー体制も含めて、きちんと確認することが重要です。
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費用が適正範囲にある
研修サービス会社が研修費として設定している費用は、会社によりさまざまです。受講者数に応じて変動するタイプや、所要時間で費用が変わるタイプなどがあります。 費用を考える際に重視すべきポイントの一つが、研修内容をカスタマイズできるかどうかです。内容をカスタマイズできれば無駄なカリキュラムを省けるため、効率の良い研修を実施できます。 ただし、カスタマイズできるタイプの研修は費用が高めです。研修内容や費用を数社間でじっくりと比較し、適正範囲にある費用の研修を選びましょう。
■関連サイト
JavaScript習得は外部サービスを活用しよう
JavaScriptは将来性が高いプログラミング言語です。社員にJavaScriptを習得させれば、多くのWebアプリ開発が可能になったり、案件受注の幅が広がったりするなどのメリットがあります。 JavaScript研修を外部に委託すれば、準備などの負担を抑えられる上、質の高い講師から講義を受けられます。研修の形式に迷ったら、近年ニーズが高まっているオンライン型の研修がおすすめです。