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目的と手段の混同はデメリットしかない。手段と目的を区別する方法

目的と手段が混同してしまうと、目的を達成したにもかかわらず成果につながらないといったことが起こります。目的と手段が入れ替わってしまう要因を知り、対策を実施することが重要です。目的と手段が混同する要因や、防ぐための対策について解説します。

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目次[非表示]

  1. 1.目的と手段が混同しているケース
    1. 1.1.手段が目的になっている
    2. 1.2.目的を見失っている
    3. 1.3.手段だけが残り作業が形骸化している
  2. 2.目的と手段が混同する要因
    1. 2.1.ゴール設定のミス
    2. 2.2.ルーティン化による目的の忘却
  3. 3.目的と手段を混同させないポイント
    1. 3.1.目的と条件を明確にする
    2. 3.2.原因を明らかにする
    3. 3.3.定期的にフローを見直す
  4. 4.目的を明確に設定することが重要

目的と手段が混同しているケース

 なぜ目的と手段が混同してしまうのでしょうか。まずは、原因となる三つのケースを理解しておきましょう。

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手段が目的になっている

目的と手段が混同するケースの一つに、手段が目的になってしまうことが挙げられます。本来は目的の達成手段であるはずのものが、目的になっているパターンです。

会議をする場面を考えると分かりやすいでしょう。本来、会議の目的とは、情報の共有や企業としての意思決定であるはずです。しかし、『会議に参加すること』や『話し合うこと』自体が目的になってしまっているケースがあります。 コストの削減も、手段が目的になってしまう典型例です。コスト削減により達成すべきことがないがしろにされ、コスト削減自体を目的としてしまうパターンがあります。

その結果、働きにくくなった環境下で社員のパフォーマンスが落ちてしまい、本来の目的であった『利益の改善』という目標から、かえって離れてしまうことも考えられます。

目的を見失っている

目的を見失ってしまい、手段ばかり気にしてしまうケースでも、目的と手段が混同してしまいます。仕事においては、施策を講じるシーンで起こりがちなパターンです。 施策は、ある目的を達成するために練られなければなりません。

しかし、どのような施策を打つのかのみに力を入れ始めると、目的を意識した施策が立てられなくなります。 個人が資格を取る場面でも、同様の現象が発生しがちです。資格試験の対策ばかり気にしてしまうと、資格を取得しても業務に全く生かせない状況が生まれてしまいます。

手段だけが残り作業が形骸化している

目的と手段が混同しやすいケースには、手段だけが残ってしまうパターンもあります。作業が形骸化し、もはや目的が何だったのかも分からなくなっている状況です。

例えば、社内のルーチンワークには、手段が形骸化しているものが数多くあります。とりあえず行う毎日の朝礼や、ほとんど誰も目を通さないレポート作成などが代表例です。 企業によるアウトソーシングでも、同じような状況に陥ることがあります。

アウトソーシングは、経営資源のコア業務への集中が大きな目的です。しかし、アウトソーシング自体が作業化してしまうと、生産性を損なうことにもなりかねません。

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目的と手段が混同する要因

 (出典) pexels.com

手段の目的化が発生してしまう要因について解説します。ゴール設定のミスや、ルーティン化による目的の忘却が、目的と手段を混同する主な原因です。

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ゴール設定のミス

ゴールの設定を間違えてしまうと、目的と手段が混同しやすくなります。

トイレ掃除を例に考えてみましょう。 トイレが汚れてきたら、多くの場合はトイレ掃除を行います。しかし、トイレ掃除は手段の一つでしかありません。トイレが汚れないように講じる施策がゴールであるべきです。

目標を設定する際は、目的を明確に定めなければなりません。目的と目標が結び付いて初めて、手段が有効なものになります。トイレ掃除の場合は、そもそもトイレを汚さないようにするということが、定めるべき明確な目的となります。

ルーティン化による目的の忘却

いつのまにかルーティン化し、目的が忘れ去られていることも、目的と手段が混同する要因の一つです。ルーチンワークになっていることの多くは、既に目的がなくなっています。

例えば、朝礼は目的を定めて行われるべきものであり、必要がなければ朝礼がない日があってもよいでしょう。しかし、毎日行うことが義務づけられていれば、目的がなくても実施されてしまいます。

物事をルーティン化してしまうと、目的の達成ではなく、いかに効率良く行うかを重視しがちです。効率化のみに注力するため、手段が目的化してしまいます。

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目的と手段を混同させないポイント

 (出典) pexels.com

手段の目的化を防ぐためのポイントを押さえておきましょう。以下の三つに意識すれば、目的と手段を混同させずに済みます。

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目的と条件を明確にする

目的と手段を混同させない方法として、目的と条件をより明確にすることが挙げられます。目の前の目的だけを見ずに、より上位の目的をはっきりと意識し、上位目的を達成するための条件を明確にすることが重要です。

ダイエットを例にとってみましょう。ダイエットの上位目的は『やせること』です。『運動』や『食事制限』はそのための条件でしかありません。しかし、『毎日〇km走る』や『食事は1日1食』のようなことを目標にした結果、かえってストレスで太ってしまうといったことも起こりえます。

何を上位目的にするかにより、選択する手段は異なります。上位目的を見定め、それを達成するための条件を明確にすることで、より適切な手段を選べるようになります。

原因を明らかにする

手段の目的化を防ぐためには、原因を明らかにすることも大切です。『なぜやるのか』を考えなければ、同じことを繰り返す状況に陥ってしまいます。

例えば、睡眠不足で悩んでいる場合は、もっと睡眠時間を増やそうと考えがちです。しかし、なぜ睡眠不足になるのかを考えなければ、根本的な問題は解決しません。『寝る前にスマホを見ている』『寝具が傷んでいる』などが原因である場合は、睡眠時間をいくら増やしても問題は解決しないでしょう。

『なぜやるのか』を考える癖がつけば、本来の目的を見失わずに済むため、成果に直結した行動をとれるようになります。

定期的にフローを見直す

仕事でルーティン化しているものがあるなら、定期的にフローを見直してみましょう。目的と違う方向に向かっている手段は、軌道修正する必要があります。

フローを見直す際は、手段ごとに必要性を考えることが大切です。『なぜそれをしなければならないのか』を深掘りしていけば、本当に必要なのかどうかを判断しやすくなります。

手段が目的化すると、目的化してしまったことの達成手段も違う方向に向いていきがちです。フローの見直しを定期的に行えば、本来の目的を最短のルートで達成できるようになるでしょう。

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目的を明確に設定することが重要

(出典) pexels.com

目的と手段の混同は、手段が目的になっているケースで発生しやすくなります。目的を見失っているときや、作業が形骸化しているときも、手段が目的化しがちです。 目的と手段の混同を防ぐためには、目的を明確に設定することが重要となります。定期的にフローを見直したり、原因を明らかにしたりしながら、目的を見失わない意識を持ちましょう。

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