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新人SEに必要な研修とは。基本を抑えスキルレベルの差を埋める

自社で新人SEを教育できる人材がいない場合、外部による研修を検討する企業も多いでしょう。スキルに差があると、業務内容にばらつきが生まれ安定しないため、適切な研修が求められます。新人SEに求められるスキルや、研修の選び方を解説します。


目次[非表示]

  1. 1.研修の目的を決める
    1. 1.1.SE研修とは
    2. 1.2.問題点を洗い出し方向性を決める
  2. 2.育成プランを立てる
    1. 2.1.研修やeラーニングにかかる費用は?
    2. 2.2.一般的な研修期間
    3. 2.3.研修方法を選ぶ
  3. 3.より効果的な研修にするために
    1. 3.1.OJTで早く即戦力を育てる
    2. 3.2.従業員のスキルを把握 スキルマップの活用
  4. 4.新人SEはまず何を学ぶべきか
    1. 4.1.開発から報告までの流れを理解
    2. 4.2.基本のプログラミングの習得
    3. 4.3.コミュニケーションスキル
  5. 5.各々のスキル管理が大切

研修の目的を決める

SEの仕事内容が多岐にわたるように、実施できるSE研修の内容もさまざまです。研修を行う際は、自社の問題点をしっかりと把握し、目的に合わせた内容にすることが求められます。

SE研修とは

SE研修はIT企業の新人社員を対象とし、実務で活用できる専門的なスキルを習得させる目的で実施されることが多いです。

システム開発・Webサーバーの構築・ネットワーク・セキュリティ対策などに関して、高度かつ幅広い視点を身につけることが期待できます。

プログラミング研修を取り入れる際、どの言語を選択するか迷った場合は、汎用性の高い言語や需要のある言語を選ぶとよいでしょう。

昨今、IT企業に入社する新人は、スキルレベルが2極化しています。新人ごとにばらつきが見られるスキルレベルを高いレベルでそろえる意味でも、SE研修は大切です。

問題点を洗い出し方向性を決める

先に述べた新人が保有するスキルの多様化以外にも、近年は技術の高度化やビジネスの変化に対応できる人材の育成が求められるようになり、SE研修の重要性はますます高まっています。

また、新人SEのスキルアップは、無駄な工数の削減や業務の効率化につながるため、IT企業における原価低減も期待できます。

SE研修を実施する際は、労務費・外注委託費・経費などの原価を意識し、どのようなスキルを習得すれば原価を削減できるのか、問題点を洗い出し方向性を決めることも必須といえるでしょう。

研修によっては、自社のシステムに照らし合わせ、より適切な内容にオーダーメイドできるものもあります。

育成プランを立てる

SE研修を実施する際は、費用・期間・方法について考える必要があります。どのようなパターンがあるのか、主なケースを確認しておきましょう。

研修やeラーニングにかかる費用は?

研修スタイルを主なものに大きく分けると、数カ月にわたり実施される長期研修、数日間で集中して行う短期研修、インターネットを利用し好きなタイミングで学習できるeラーニングがあります。

長期研修の場合、費用の目安は3カ月で70~100万円です。一般的に通学型のスタイルが多く、毎日午前と午後に講義を実施します。

テーマを絞った短期研修なら、費用の目安は2日間で7~10万円です。業務時間を確保したい場合や、費用を抑えて重要なテーマのみをスキルアップしたい場合に向くでしょう。

eラーニングなら、さらに費用を削減できます。費用の目安は、1人あたり3カ月で2~5万円です。 なお、場合によっては、厚生労働省の『人材開発支援助成金』を申請できる可能性があります。

人材開発支援助成金/厚生労働省

一般的な研修期間

SE研修の基本的なスタイルは、ある程度の人数を集めて実施される『集合型』と、少人数を集めて個別指導を行う『通学型』に分けられます。

どちらのスタイルも、研修期間は3カ月~半年が一般的です。この場合は、技術的な内容だけでなく、社会人として身につけておくべきマナーなども研修内容に含まれます。

企業によっては、1年にわたり新人研修を実施するケースもあります。必要だと思われるスキルのみ習得させたい場合は、最短で1日から実施できる研修もおすすめです。

研修方法を選ぶ

前述した通り、研修方法には社外で実施される集合・通学型のほか、外部から講師を招いて開催する派遣型、インターネットを使用し自分のペースで講義を受けられるeラーニングがあります。

集合・通学型のメリットは、同じ研修を受ける仲間がいることです。常に刺激を受け続けることで、モチベーションを維持しやすくなります。

より自社に合った研修内容にしたい場合は、派遣型を選ぶとよいでしょう。自社の業務内容や問題点を伝えることで、自社向けの研修内容にできる可能性があります。

研修によっては、社員ごとのスキルレベルや業務に合わせて、個別にカリキュラムを組んでもらえるサービスもあります。

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より効果的な研修にするために

無駄のない研修を実施できるよう、OJT(On-the-Job Training)とスキルマップについても理解を深めておきましょう。それぞれについて詳しく解説します。

OJTで早く即戦力を育てる

OJTとは、実際の実務を通して、上司や先輩が新人社員に教育を行う制度のことです。OJTに対し、これまで紹介してきたような座学や研修による教育をOFF JTと呼びます。

SEの仕事は専門性が高いため、職場で個人のスキルに合わせて経験者から直接学べるOJTは、OFF JTと比べ新人社員をより早期に戦力化できる可能性が高まります。

社内のコミュニケーションを促進できることや、研修費用を削減できることも、OJTの大きなメリットの一つです。効果の高さから、OJTは多くの企業で採用されています。

従業員のスキルを把握 スキルマップの活用

スキルマップとは、社員の業務遂行能力を視覚化できるツールです。社員のスキルだけでなく、管理者のマネジメント能力なども、スキルマップに反映できます。

スキルマップは、プロジェクト開始前のグループを組む際や、プロジェクトの見通しを立てる際に役立てられます。自分の評価が分かるため、モチベーションアップにも効果が期待できるでしょう。

また、組織に不足するスキルを把握できることから、どのような研修を実施すればよいのかを考える指標としても活用できます。

新人SEはまず何を学ぶべきか

今後、SEとして独り立ちするために、新人社員が学ぶべきことを紹介します。研修内容を考える際の参考にしましょう。

開発から報告までの流れを理解

新人SEは、いずれ数多くのシステム開発に携わることになる立場です。まずは、システム開発の流れを理解し、プロジェクトを円滑に進められる応用力を身につけることが求められます。

具体的な内容としては、システム開発の基礎知識と流れ・システム要件とその定義・ユーザーインターフェースやプログラム構造の設計・運用テスト・運用と保守・システム修正などが挙げられます。

仕様書・提案書・報告書など、システム開発における流れの中で書くことになる書類作成に関しても、書き方を覚えておく必要があるでしょう。

基本のプログラミングの習得

SEにとって、基本のプログラミングスキルは、習得しておくに越したことはありません。プログラマーとしてのスキルを持っていれば、より仕事がしやすくなります。

クライアントとのヒアリングの際にも、プログラミングスキルがあれば、システムに実装できない機能などを事前に回避できるでしょう。

実際にシステムへコーディング作業を行うのはプログラマーですが、可能な限り言語に精通したSEを目指せる研修を実施するのがベストでしょう。

コミュニケーションスキル

SEは、クライアントとの打ち合わせや相談を行うことが多いため、高いコミュニケーションスキルを求められます。

クライアントとのやり取りを疑似体験できる内容を研修に盛り込むことで、実務で困惑しにくくなるでしょう。

また、プロジェクトの進捗状況を管理者へ逐一報告することも、SEの重要な業務です。進捗状況を的確に把握する方法や報告の仕方なども、しっかりとマスターしておく必要があります。

エンジニア研修での日報作成の目的とは?

各々のスキル管理が大切

新人SE向けの研修を検討する際は、自社の問題点を洗い出し、新人育成の方向性を定めることが重要です。

各々のスキル管理を徹底することで、どのような研修を実施すればよいのかが見えてきます。 費用・期間・方法などを考慮し、OJTやスキルマップの導入も検討しながら、最適な研修を実施できるようにしましょう。






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