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インフラエンジニアに必要なプログラミングスキル。育成のコツを解説


目次[非表示]

  1. 1.インフラエンジニアは現代に不可欠な職種
    1. 1.1.ビジネスの基盤を支えてきた存在
    2. 1.2.クラウドが普及しても需要はなくならない
  2. 2.インフラエンジニアに必要なスキル
    1. 2.1.サーバーに関する知識
    2. 2.2.インフラ設計のスキル
    3. 2.3.コミュニケーション能力
  3. 3.プログラミングスキルも育てるべき?
    1. 3.1.マルチな人材が必要とされている
    2. 3.2.求められる業務範囲が広がっている
  4. 4.インフラエンジニアの需要を高める言語
    1. 4.1.Python
    2. 4.2.Ruby
    3. 4.3.Java
  5. 5.インフラエンジニアを育てるポイント
    1. 5.1.一人ひとりの個性や強み・特性を理解する
    2. 5.2.エンジニアが自ら学べる環境を整える
    3. 5.3.必要に応じて外部研修を検討する
  6. 6.将来有望なインフラエンジニアを育成しよう

インフラエンジニアは現代に不可欠な職種


(出典) pexels.com

インフラエンジニアはPC業務が当たり前になった時代から現代まで、ビジネスに欠かせない存在として活躍しています。自社で育成を考えている企業担当者は、職種としての価値や需要を押さえておきましょう。

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ビジネスの基盤を支えてきた存在

インフラエンジニアはシステムが動く基盤を築いたり、使える状態に保ったりする職種です。クラウドが普及する以前は、以下のような業務がインフラエンジニアの業務でした。

  • サーバーの構築や運用
  • ネットワークの設計から運用
  • セキュリティ対策

インフラ整備は会社の業績として数値化はできませんが、社内の人間が快適に安心して働ける環境を作り出すために重要な仕事です。インフラエンジニアは、ビジネスの基盤を支えてきたといっても過言ではないでしょう。

クラウドが普及しても需要はなくならない

近年はクラウド型のシステムを使う企業が増えてきました。 クラウドサービスの特徴は、システムのメンテナンスやアップデートをサービスベンダーが行ってくれる点です。

「クラウドサービスを導入すればインフラエンジニアの仕事はなくなるのではないか」という意見もあります。 しかし実際には、クラウドサービスでも自社の働き方に合うようなカスタマイズが必要です。他のシステムと連携する作業も発生します。

企業の生産活動を円滑に進めるためには、自社サーバーがなくてもインフラエンジニアの力が欠かせません。扱うものがクラウドに変わるだけで、インフラエンジニアの需要はなくならないのです。

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インフラエンジニアに必要なスキル

 (出典) pexels.com

自社や派遣先で長く活躍できるインフラエンジニアを育成したいなら、職務にどのようなスキルを求められるのか知っておく必要があります。 インフラに関する知識や技術だけでなく、ヒューマンスキルにも目を向けながら確認していきましょう。

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サーバーに関する知識

通信による情報のやり取りを行う場合、必ず『提供側』となるサーバーが必要です。

インフラエンジニアはオンプレミス・クラウドを問わず、サーバーを扱える知識を備えていなければなりません。 従来の主流だったオンプレミスサーバーに携わるなら、WindowsやLinux系のサーバーに関わる知識が欠かせません。

Microsoft AzureやAWSといったクラウドサーバーの知識も、サーバーをクラウドに以降している場合に必要です。

インフラ設計のスキル

インフラエンジニアとして上級職になると、インフラの保守と運用だけではなく設計・構築から任されるケースがあります。

インフラを作り上げていく作業は、高度な技術を要求される業務です。 システムをダウンさせないための組み方や、ネットワーク接続・バックアップの取り方まで幅広く深い知識が求められます。

中には未経験からインフラ設計や構築に携わる人もいますが、基本的には経験や技術を磨いてから身に付けるスキルと考えましょう。 設計・構築から担当できるインフラエンジニアは希少であり、人材としての価値が高いといえます。ある程度の経験を積んだ人を育成するなら、伸ばしたいスキルです。

コミュニケーション能力

クライアントのインフラに携わるSI企業では、インフラエンジニアも顧客企業の担当者とやり取りをします。非エンジニアの社員からも課題や要望を正しくくみ取って、最適なインフラを提案しなければなりません。

問題が起こったときに報告を上げるためにも、コミュニケーションスキルが求められます。 自社や派遣先企業のインフラに携わる場合でも、チームでの業務遂行にはコミュニケーション能力が必要です。需要の高いインフラエンジニアを育成したいなら、ヒアリングやアウトプットに関するスキルも鍛えましょう。

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プログラミングスキルも育てるべき?

 (出典) pexels.com

主にサーバーやネットワークの運用を担当するインフラエンジニアにも、プログラミングスキルは必要です。特に今後は多様な業務をこなせるエンジニアが活躍する時代です。

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マルチな人材が必要とされている

中小企業やベンチャー企業などの小規模な会社では、インフラエンジニアの業務はインフラの保守や運用だけでないケースが一般的です。API連携やサーバー機能の追加を行う場合、プログラミングスキルが必要となってきます。

またホームページやシステムを作っているプログラミング言語を理解していなければ、発生したエラーや問題を解決できない場面も少なくありません。 特にクラウドサーバーはオンプレミスのサーバーとは違い、コードによって機能や管理業務を行うことが多々あります。

マルチな才能を発揮できるインフラエンジニアは、将来的にも需要が高い人材になっていくでしょう。

求められる業務範囲が広がっている

小規模なシステムを設計から構築・運用までを行う企業では、インフラエンジニアにもインフラ以外の業務を求められるケースが多いでしょう。 インフラの構築からアプリ開発までを担当しなければならない場合は、プログラミング言語がないと求められる業務をこなせません。

分野を横断して活躍できるエンジニアを『フルスタックエンジニア』と呼びます。フルスタックエンジニアの需要が高まる中、インフラエンジニアにプログラミングスキルを習得させる取り組みは必要性を増しているのです。

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インフラエンジニアの需要を高める言語

 (出典) pexels.com[

プログラミング言語にはメジャーなものでも数十種類以上があり、用途によって必要な言語が変わってきます。インフラエンジニアとしての価値を高めるプログラミング言語としては、何が代表的なのでしょうか。

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Python

Pythonは2021年現在で需要がかなり高まっている言語です。AI開発やデータサイエンスに使われる言語として有名ですが、習得すれば汎用性が高くフルスタックエンジニアを目指せます。

Pythonを扱えるようになると、AI開発やデータサイエンティストとしても活躍できるインフラエンジニアが視野に入るでしょう。文法がシンプルで比較的容易に習得できるため、育成にも取り入れやすいはずです。 IaC(コードでのインフラ管理)に使えるのも、インフラエンジニアPythonを習得させたい理由として挙げられます。コードで自動的に管理できれば、手動での作業よりもミスや手間が減る点がメリットです。

Ruby

RubyはWebアプリケーションを開発するための言語で、SNSやネットショップサイトなどインターネット上で多く用いられています。

大規模サービスのバックエンドで使われるケースが多くあり、開発もできるインフラエンジニアの育成に有用です。 日本で開発されたため教材が豊富にあり、自主的な学習を促しやすいのもRubyの強みといえます。

Rubyのコードによってインフラの構成管理を行える『Chef』というIaCツールも存在します。習得させておくと業務の幅が広がって、インフラエンジニアとしての価値が高まるでしょう。

Java

Javaは歴史ある言語で、Google3大言語にも数えられています。開発環境を問わない汎用性の高さから、現在でも多くのシステムのバックエンドに活用されているプログラミング言語です。

インフラによって動いているシステムの仕組みを理解するのに役立ちます。障害が起こったときにアプリケーションがどのような挙動を取っているか把握でき、より適切な対応が可能です。 もちろん多様なシステムの開発を担当できるようになるのも、インフラエンジニアがJavaを覚えるメリットです。フルスタックエンジニアとしての期待が持て、需要の高い人材として育つでしょう。

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インフラエンジニアを育てるポイント

 (出典) pexels.com

プログラミングを含め必要なスキルを育てる以外に、インフラエンジニアの育成を成功させるコツをチェックしましょう。エンジニア全般を育てるときの考え方としても、参考になるはずです。

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一人ひとりの個性や強み・特性を理解する

インフラエンジニアの業務は多岐にわたります。さらにプログラミングスキルまで学ばせようとすると、現場で一人前の仕事ができるまでに育成するには時間がかかるでしょう。

業務内容が幅広い分、経験が浅ければ何から手を付ければよいのか分からないエンジニアも出てきます。個々に対して効果的な教育を施すには、それぞれの強みや特性を理解しなければなりません。 得意分野と苦手なポイントが明確になっていれば、弱い部分に絞り込んで伸ばす対策をとれます。

目標を設定するときには、本人とよく話し合って決めましょう。学習する目的やゴールが見えていれば、エンジニアの学ぶ意欲を維持しながら育成を進められます。

エンジニアが自ら学べる環境を整える

サーバーの仕組みからネットワーク・セキュリティ・IaCの仕組みまで、インフラに関連する知識は多様です。企業として研修を行うことはもちろん重要ですが、エンジニア本人が自発的に学ぶ姿勢も欠かせません。

資格の取得や学習に必要な教材の費用を会社が負担するのは、スキルアップのサポートに効果的な施策です。社内で技術系の勉強会やエンジニア同士が意見交換できる掲示板の作成など、イベントを通じた学習機会も設けましょう。

必要に応じて外部研修を検討する

エンジニアを育てるとき、問題となるのが社内のリソースです。通常業務と教育担当を兼任させると既存社員の負担になる上、中途半端にしか育成ができないという結果を招きかねません。

教育担当には十分な知識とスキルの他に、教え方のうまさも求められます。 社内のリソースに不安があるなら、外部研修を検討しましょう。既存社員の負担を軽減できるだけでなく、教育のプロにじっくり研修を任せられるというメリットもあります。

ジョブサポートではJavaを中心に複数の講座を用意しています。開発まで担当できるインフラエンジニアの育成に役立つ選択肢の一つです。

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将来有望なインフラエンジニアを育成しよう

 (出典) pexels.com

インフラエンジニアの需要は高まっています。 今後は従来のインフラエンジニアのようにサーバーやネットワークの運用・保守だけでなく、クラウド化への対応も必要です。

フルスタックエンジニアが求められる背景から、インフラにとどまらない知識やプログラミングスキルの習得が人材としての価値を高めます。 必要に応じて外部研修も検討しながら、『プログラミングもできるインフラエンジニア』を目指して自社の人材を育成しましょう。

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