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文系SEについていけないと感じさせないために。人材育成のコツ

SE(システムエンジニア)の職業に文系・理系は関係あるのでしょうか?文理のSE適性と、文系出身でSEになるために必要なスキルやポイントについて解説します。文系SEを育成するためにも、育成手法について模索していきましょう。


目次[非表示]

  1. 1.SEに理系出身・文系出身は関係ない?
    1. 1.1.理系出身が有利なSEの仕事とは
    2. 1.2.実際には多くの文系出身SEが活躍している
  2. 2.文系出身でSEを望むなら、早めに対策しておきたいポイント
    1. 2.1.論理的思考能力
    2. 2.2.基本のプログラミング言語
  3. 3.苦手意識、コンプレックスを持たせないために
    1. 3.1.新しい分野にチャレンジさせる
    2. 3.2.メンタルトレーニング、レジリエンス研修
    3. 3.3.教え合う環境づくり
  4. 4.文系が得意としやすい部分を伸ばそう
    1. 4.1.クライアントへのヒアリング
    2. 4.2.設計書の作成
  5. 5.文理に関係なく育成環境が重要

SEに理系出身・文系出身は関係ない?

SE(システムエンジニア)というと、数学的なイメージが先行するため理系出身者の方が活躍しているイメージがありますが、実際のところはどうなのでしょうか?

理系出身が有利なSEの仕事とは

イメージ先行で理系の方が採用されるというケースはほぼほぼありません。ですが、仕事の内容によっては理系出身のSEの方が採用されやすいことがあります。

例えば、AI(人工知能)の開発、ビッグデータと連動するシステム開発を行う企業です。AIやビッグデータの運用にはサンプルとなる膨大なデータが必要であり、統計学や解析学などの、数学的な見地やノウハウが必要になるためです。

こうした分野では、理系出身者を採用する企業もあるようです。

実際には多くの文系出身SEが活躍している

IPA 独立行政法人 情報処理推進機構による『IT人材白書2019』を見てみましょう。「AI人材の獲得・確保方法」についての回答で「社内の人材を育成して確保する」と回答した企業が8割を超え、次いで「中途採用」が5割以上となり、「即戦力としてAIを専攻した学生を採用する」と回答した割合は半数以下となっています。

この点から見ても、IT人材の採用について、日本企業は文理にあまりこだっていないことが分かります。また、現役のSEの中にも文系出身で活躍している人は少なくありません。

そもそも文系からエンジニア職を希望する人は理系に比べて少ないため、絶対数こそ違いはあるものの、文系というだけでSEになる資質がない、ということはなさそうです。


文系出身でSEを望むなら、早めに対策しておきたいポイント

文系出身でSEになることを志望する人材に対しては、以下のポイントを押さえた対策をあらかじめ想定しておきましょう。

論理的思考能力

プログラミングとは、第一にシステムに欲しい機能や仕様をピックアップし、それに至るためにどんなコードを書けば良いのか、開発期間や人員、設計図を描かなければなりません。

トラブルが起こった際にも、原因を特定し、どうすれば解決に至るのか具体的な対策を考えて実行する必要があります。これらを考案するための論理的思考能力は不可欠です。

そのため、社内研修などで、論理的思考能力を培うカリキュラムを積極的に採用するようにすると良いでしょう。

基本のプログラミング言語

システム開発に携わるには、プログラミング言語の習得は必須と言えます。プログラミング言語は数百種類あり、何の言語を勉強するかは慎重に選びたいところです。

多様性のあるJavaやJavaScript、Webサイトの操作やデザインに必要なpythonやHTML、CSS、データベース操作のためのSQLなど、メジャーであり、かつ基本的なプログラミング言語のどれかを選ぶと良いでしょう。

マイナーな言語を習得させるのはおすすめしません。専門性は高まるもののそもそも採用してる企業が少なく、他の企業との合同プロジェクトや、引き継ぎの面で困るなどの問題が発生しがちです。また日本語の情報サイトや書籍が少ないため、勉強のしにくさも問題としてあります。

情報が豊富にあり、スクールなどでも率先して教えているメジャーなプログラミング言語を最初に学ばせるのが良いでしょう。

苦手意識、コンプレックスを持たせないために

SEの勉強ではしばしば難しい壁にぶつかります。プログラミングに対し苦手意識やコンプレックスをSEに持たせないためにも、次のようなことを積極的に行っていきましょう。

新しい分野にチャレンジさせる

AIやクラウドの技術など、ITの分野は日々めざましい進歩を遂げています。Javaなどの基本的なプログラミング言語でも新しいバージョンが出てきますし、新しいAIやシステムもどんどん開発されているのが現状です。

そのような中において、SEは学習を怠ると時流に置いて行かれてしまい、流れについていけなくなってしまうこともしばしばあります。そのようなSEはITに対する興味を失ってしまい、仕事に対する意欲も削がれてしまうのです。

そうならないためにも、IT的な分野やそうでない業務や研修などで、次々に新しいことにチャレンジさせ、最新の情報を積極的に取り入れていくように、SEの意識改革を行っておきましょう。

メンタルトレーニング、レジリエンス研修

SEの仕事は、ソースコードと向き合い、修正とエラーを重ねていくという地道で膨大な作業です。また、納期前や緊急メンテを強いられることもあって、他業務と比べるとかかるストレスの種類が違います。

そうした環境に耐えられず、SEをやめる人も少なくありません。そのため、メンタルトレーニングやレジリエンス研修(逆境力養成)などを行い、メンタル面のケアを施しておくと良いでしょう。

ストレス発散の機会や、体を動かす機会なども社内で提供できる環境をつくれると、SEの仕事に苦手意識を持つ人も少なくなるのではないでしょうか。

教え合う環境づくり

SEの仕事において、特にプログラム関連の疑問や課題については、社員同士で積極的に教え合ったり、解決するためのコミュニティの立ち上げたりするなど、協力できる環境をつくっておくと良いでしょう。

原因不明のエラーや技術的な問題については、個人で解決しようとしても分からないことの方が多いです。特に大規模なシステム構築になり多数のSEが関わる環境になると、原因の特定自体が困難になり、解決に時間を要します。

1人でそうした問題に向き合うのは、非常に神経をすり減らす作業です。SE同士が協力できる環境づくりにも、注力しましょう。

文系が得意としやすい部分を伸ばそう

せっかく文系出身のSEを採用するのであれば、文系の良い部分を活かしましょう。文系の得意なSEの業務にはどのようなものがあるでしょうか。

クライアントへのヒアリング

「どんな機能が欲しいのか」「どんな問題を抱えているのか」といった、クライアントからのヒアリングを行うのも、SEの重要な仕事です。

ヒアリング能力が低い担当者の調書からでは、クライアントの要望に応えられず、結果的に後から機能の追加をせざる得なくなったり、クレームにつながったりするリスクが発生します。

特に、外資系企業や多国籍企業とのやりとりをするためには、英語力を持ち、かつITに明るい人材の採用は不可欠です。こうした業務では、文系の方が適していると言えるかもしれません。

設計書の作成

仕様書や要件定義書、細かい設計書など、SEの仕事は文章を作成する機会が多くあります。こうした場合、誤解なく明確に仕様や規格について明言できる文章力が求められるのです。

コーディングと設計書の作成は、使用する能力がまったく異なります。コードを書くスキルはあっても、設計書にまとめるのが苦手という人も少なくありません。

対して文章作成能力を培ってきた文系出身者の中には、プログラムはまだ苦手だけれど設計書を書くのはうまいということもありえます。

ひいては、管理能力やコミュニケーション能力が問われるゼネラルエンジニアを目指すのであれば、文系の方が良いのかもしれません。

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文理に関係なく育成環境が重要

SEの業務は文系だから向いていないということはないようです。クライアントへのヒアリングや設計書の作成など、文系の方が適している業務もあります。

重要なのは、SEを育てる環境が社内にあるかどうかです。SEのスキルは実戦を伴う形でしか身に付かないものも多々あるため、ストレスを感じずにスキルを伸ばすことができる環境を整えることが、自社の業務に貢献できるSEを確保することにつながります。




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