SQLのおすすめ本と選び方。レベル別に参考書籍を紹介
SQLを学習する方法の一つとして、本の利用が挙げられます。初心者向けの入門書から、中~上級者向けの実践的な本まで、さまざまなタイプの書籍が販売されています。本の選び方と、レベル別のおすすめ本をチェックしておきましょう。
問題解決力を身に付ける若手、新人SE・PG向けの通年Java研修(1~3ヶ月コース)はこちら
目次[非表示]
- 1.SQLを学習する本を選ぶときのポイント
- 1.1.自分のレベルに合わせた本を選ぶ
- 1.2.学習形式で選ぶ
- 2.初心者向けのおすすめ
- 3.中級以降のおすすめ
- 4.実践用のおすすめ
- 5.軸にする1冊を決めよう
SQLを学習する本を選ぶときのポイント
SQLの学習本を選ぶ際は、内容のレベルと学習形式に着目しましょう。それぞれの選び方について詳しく解説します。
若手、新人エンジニアの成長を阻む 人材育成5つの失敗と解決策はこちら
自分のレベルに合わせた本を選ぶ
SQLの学習本は、ある程度レベル別に分かれています。本を選ぶ前に、自分のスキルがどの程度なのかを把握しておくことが大事です。
初心者向けの本としては、イラストなどを豊富に使った書籍が多く販売されています。学習の導入でつまずきにくい、SQLの仕組みが丁寧に解説されている本がおすすめです。
中級者のエンジニアは、実際の現場で利用する範囲が扱われている本を選びましょう。実務の目的別に、さまざまな種類の書籍が販売されています。
上級者になると、現場で調べられるバイブル的な本が役立ちます。SQLの構文をチェックしたり、他の言語へ書き換えたりする際に使えるものがおすすめです。
学習形式で選ぶ
本のレベルにかかわらず、SQLの学習本は、体系的に知識を学べるものと、実際に手を動かしながら学べるものがあります。
実践を見据えて勉強したい場合は、サンプルコードが多く記載されている本を選び、実際にデータベースを操作しながら、必要なスキルに特化して学習できる本もおすすめです。
頭でコードなどを覚えるだけでは、実践的なスキルを効率よく習得することは難しいでしょう。初心者向けの本でも、実際にコードを書きながら学べる本は多数販売されています。
■関連記事
初心者向けのおすすめ
これからSQLやデータベースを学習する初心者向けの本を紹介します。基礎からしっかりと学びたい人におすすめです。
学歴、学部による「IT知識」「基礎知識」の格差を無くす個別指導の新人研修プロエンジニア育成コース(Java2・3ヶ月コース)はこちら
SQLの絵本 第2版 データベースが好きになる新しい9つの扉
『SQLの絵本 第2版 データベースが好きになる新しい9つの扉』は、数多くのイラストと分かりやすい説明で、SQLだけでなくデータベースへの理解も深めやすい入門書です。絵本のようにビジュアルで学習できます。
データベースの基礎知識から学べるため、予備知識は必要ありません。基礎が盛り込まれた内容を、初心者でもスピーディーに理解できるでしょう。
単に知識を詰め込むだけでなく、実際に操作しながら試して学べることも特徴です。最新データベースのインストールも無料で試せます。
後半では、複雑なデータ操作やデータを守る仕組み、プログラムとの連携なども学習できます。
- 書籍名:SQLの絵本 第2版 データベースが好きになる新しい9つの扉
- Amazon:商品ページ
SQL 第2版 ゼロからはじめるデータベース操作
SQLやデータベースの初心者向けに、プロのデータベースエンジニアである著者が、丁寧に分かりやすく基礎やコツを解説しているのが『SQL 第2版 ゼロからはじめるデータベース操作』です。
データベースやテーブルの構造、データを検索・更新する構文、使用頻度の高い関数、テーブルの結合など、SQLによるデータベース操作の基礎を学べます。
初心者にとって難解な部分は、図解やサンプルプログラムを用いて解説しています。SQLの記述方法だけでなく、アプリでの利用方法までカバーしていることも特徴です。
しっかりとSQLを書けるようになりたい人や、データベースを扱うアプリを作成したい人、現場で使いこなせる技術を身に付けたい人に向いています。
- 書籍名:SQL 第2版 ゼロからはじめるデータベース操作
- Amazon:商品ページ
スッキリわかる SQL 入門 ドリル215問付き
『スッキリわかる SQL 入門 ドリル215問付き』は200問超の大量ドリルをこなすことで、さまざまな状況に応じたSQL文の実例に触れられるため、より一層理解が深められる入門書です。
初心者でも分かりやすいように、SQL命令の仕組みを丁寧に解説しています。初心者がつまずきやすいポイントも、解決方法をしっかりと押さえてあります。
SQLを書き始めるための面倒な環境を準備する必要はありません。本書用のWebアプリを利用すれば、パソコンやスマートフォンですぐに取り組むことが可能です。
よくあるエラーと解決法は、付録にまとめられています。原因を理解した上でエラーを解決できるため、スキルアップにもつなげられるでしょう。
- 書籍名:スッキリわかる SQL 入門 ドリル215問付き
- Amazon:商品ページ
貴社の希望日に合わせて受講できる個別指導型の短期Java講座(入門5日・基礎10日)はこちら
■関連記事
中級以降のおすすめ
SQLに関するスキルをある程度習得している、中級者向けの本を紹介します。克服したい課題を把握し、目的に合った本を選ぶことが重要です。
全国の若手~ベテランエンジニアが受講している個別指導のオンライン・リモート講座(入門5日・基礎10日)はこちら
達人に学ぶSQL徹底指南書 第2版 初級者で終わりたくないあなたへ
『達人に学ぶSQL徹底指南書 第2版 初級者で終わりたくないあなたへ』はSQLの基本を一通り理解した中級者向けの書籍です。基礎的な内容を最小限に抑え、現場で使いこなせるSQLの実践的なスキルを習得できます。
標準SQLに準拠しているため、Oracle・SQL Server・DB2・PostgreSQL・MySQLなどの幅広いデータベースに対応しています。現場で生かしやすいコーディング事例も豊富です。
SQLの歴史について解説していることも特徴といえるでしょう。SQLの原理や仕組みを、言語が誕生した背景から知ることで、より理解を深められます。
初心者の状態を脱したい人やデータベースエンジニアとしてのスキルアップを図りたい人、SQLを歴史から深く学びたい人におすすめの1冊です。
- 書籍名:達人に学ぶSQL徹底指南書 第2版 初級者で終わりたくないあなたへ
- Amazon:商品ページ
SQLアンチパターン
SQL中級者にとって気を付けるべきことの一つに、記述ミスをなくすことが挙げられます。『SQLアンチパターン』は、回避すべき事例にフォーカスした書籍です。
全25章から構成されており、DB設計やSQL記述で避けるべき事例を、1章につき一つずつ紹介しています。いずれも実際に陥りやすい失敗ばかりです。
全体を四つのカテゴリに分け、それぞれの分野で起こりやすいパターンを確認できます。ミスに対する最適解を学べるだけでなく、基礎の再確認にも役立つでしょう。
典型的なミスを減らすことで、作業スピードの大幅な向上が期待できます。SQLをはじめとしたデータベースに関わる、全てのエンジニアにおすすめの1冊です。
- 書籍名:SQLアンチパターン
- Amazon:商品ページ
データベースパフォーマンスアップの教科書 基本原理編
『データベースパフォーマンスアップの教科書 基本原理編』はタイトルの通り、データベースのパフォーマンスを向上させることにフォーカスして書かれた書籍です。データベースへのアクセス効率を最大化するためのノウハウやテクニックを学べます。
パフォーマンスアップは、データベースシステムの顧客企業から最も要望の多い課題です。しかし、最新のツールを導入するだけでは、この問題を十分に解決できないでしょう。
本書を理解することで、速度が遅い理由や対処方法の根拠を、基本原理からしっかりと学習できます。どのようなプロジェクトでも通用するスキルが身に付けでしょう。
システム開発のリーダーを任されていたり、開発のコア部分に携わっていたりするエンジニアにおすすめです。
- 書籍名:データベースパフォーマンスアップの教科書 基本原理編
- Amazon:商品ページ
■関連記事
実践用のおすすめ
実際の現場で重宝する技術やノウハウを学べる本を紹介します。より実用的なスキルアップを図りたい人におすすめです。
簡単なWebサイトの改修の内製化を目指すフロントエンド(HTML・CSS・JavaScript)入門5日はこちら
ビッグデータ分析・活用のためのSQLレシピ
『ビッグデータ分析・活用のためのSQLレシピ』は、実際の業務で使えるレポートやSQLコードを汎用化し、実践的な手法・ノウハウとして豊富にまとめたレシピ集です。
基礎的なSQLの記述を加工し、実践的なコード例やさまざまなデータ抽出例について解説しています。データ活用の精度を高めるための分析術も習得できます。
エンジニアとしての視点だけでなく、ビッグデータの分析担当者が持つべき認識にアプローチしながら、横断的な分析力とスキルを学べることも特徴です。
データの分析担当者や経営陣に対して、的確な情報提供や助言ができるようになることを期待できる1冊です。
- 書籍名:ビッグデータ分析・活用のためのSQLレシピ
- Amazon:商品ページ
前処理大全[データ分析のためのSQL/R/Python実践テクニック]
データサイエンスにおいて、前処理と呼ばれるデータ整理作業の時間短縮は、業務全体の効率化につながります。『前処理大全[データ分析のためのSQL/R/Python実践テクニック]』は、前処理スキルを網羅的に学習できる書籍です。
SQL・R・Pythonを使用した実装方法を、数多くの問題について紹介しています。複数の言語を用いたプロジェクトにおけるデータサイエンスの現場で役立つでしょう。
前処理とは何かという解説から始まり、さまざまなデータ処理をレシピ化して示しています。SQLと対比し、RやPythonでの記述方法も分かりやすく解説しています。
データサイエンスに携わるエンジニアや、データ分析に興味のあるエンジニアにおすすめです。
- 書籍名:前処理大全[データ分析のためのSQL/R/Python実践テクニック]
- Amazon:商品ページ
■関連サイト
軸にする1冊を決めよう
SQLの学習本を選ぶ際は、自分のレベルに合ったものを選ぶことが重要です。実践力を身に付けたい場合は、実際にデータベースを操作しながら学べる本が良いでしょう。
初心者から上級者まで、それぞれのレベルに合わせた多くの本が販売されています。自分のレベルや目的をしっかりと把握し、学習の軸となる1冊を選びましょう。
個別指導の新人研修プロエンジニア育成コース(Java2・3ヶ月コース)資料ダウンロードはこちら