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Javaのelse ifの使い方を解説。複数の条件分岐を設定

プログラミングではif文による条件分岐がよく使われます。Javaの条件分岐の方法について、if文、else if文を中心に使い方を見ていきましょう。サンプルコードとともに記述方法、またswitch文についても解説します。

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目次[非表示]

  1. 1.Javaで条件分岐するときのifとelse
    1. 1.1.基本となるif文と条件分岐
    2. 1.2.elseを使ってできること
  2. 2.else ifはどのように使うのか
    1. 2.1.複雑な条件分岐ができる
    2. 2.2.日常のシーンに例えてイメージしよう
  3. 3.より複雑な条件分岐ではどうなる?
    1. 3.1.returnですっきりと
    2. 3.2.swich文との使い分け
    3. 3.3.if文とswitch文の使い分け
  4. 4.if文の役割は大きい

Javaで条件分岐するときのifとelse

条件分岐はプログラム上ではよく使われます。例えば、「テストで50点以上と未満で違う結果を表示する」「チャージされている金額によって支払う/支払わない」というように、日常生活のあらゆる場所に使われています。

条件分岐に使われるのは「if」「else」の2つのタグです。それぞれの使い方を見ていきましょう。

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基本となるif文と条件分岐

if文は「条件に当てはまる(true)の場合はAとして処理する」というもっともシンプルな条件分岐を作ることができます。 if文は以下のように記載します。

public class Main {
 public static void main(String[] args) throws Exception {
  int score = 80;
  if (score > 70) {
   System.out.println("おめでとうございます。合格です");
  }
 }
}

これは「もし、点数が70点以上(if (score> 70))」なら「おめでとうございます。合格です」というメッセージを表示するという内容で、「int score = 80;」ということで点数は80点なのでこのメッセージが問題なく表示されます。

elseを使ってできること

上記の場合、ifの条件に当てはまらない場合はどうするのでしょうか?そのケースで使用するのが「else」です。elseは「ifの条件に当てはまらない場合の処理」を記述するために用います。

public class Main {
 public static void main(String[] args) throws Exception {
  int score = 65;
  if (score > 70) {
   System.out.println("おめでとうございます。合格です");
  }
  else{
   System.out.println("残念ですが不合格です");
  }
 }
}

この場合、点数は70というifの条件を満たしていないため、「残念ですが不合格です」というメッセージが表示されることになります。

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else ifはどのように使うのか

上記は2パターンの簡単な条件分岐について解説しました。ここからはさらに3つ以上になる複数の条件分岐で使う「else if」について解説します。

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複雑な条件分岐ができる

「else if」は、以下のように記載します。

if (条件式1){
 処理内容1  //条件式1を満たす場合に実行
} else if (条件式2) {
  処理内容2  //条件式2を満たす場合に実行
} else {
  処理内容3  //条件式1も条件式2も満たさない場合に実行
}

このように、条件を増やしたい場合に用います。上記は3パターンの分岐ですが、「else if」は、何度でも使えるので、さらに分岐パターンを増やすことが可能です。

日常のシーンに例えてイメージしよう

実際にelse ifを使った文章を書いてみましょう。例えば「テストの点数によってA~Eまでの判定を変える」という条件式は、以下のように記述します。

public class Main {
  public static void main(String[] args) throws Exception {
    int score = 70;
    if (score > 90) {
      System.out.println("A判定です。");
    }
    else if (score >= 80) {
      System.out.println("B判定です。");
    }
    else if (score >= 70) {
      System.out.println("C判定です。");
    }
    else if (score >= 60) {
      System.out.println("D判定です。");
    }
    else
    {
      System.out.println("E判定です。");
    }
  }
}

上記は数字が「70」なので「D判定です。」というメッセージが表示されます。

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より複雑な条件分岐ではどうなる?

条件がより複雑になる場合の条件分岐の方法について解説します。

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returnですっきりと

returnは「戻り値を返す」という命令文です。return文を使うことでメソッドの中の処理の流れを任意の位置で終了させて、呼び出し元に処理を返すことが可能になります。

例えば、変数によって計算や処理を行い、その結果によって分岐をさせる、というような場合によく使われます。return文を使うと前提的に文章をシンプルにできますが、戻り値に関するルールを把握しておくことが重要です。

swich文との使い分け

条件分岐として「if」の他に「switch文」というものがあります。switch文の構文は以下の通りです。

switch (式) {
 case1:
  条件となる値が値1と等しい場合に実行する処理;
 break;
 case2:
  条件となる値が値2と等しい場合に実行する処理;
 case3:
  条件となる値が値3と等しい場合に実行する処理;
 break;
 default:
  どのcaseにも当てはまらない場合に実行する処理;
 break;
}

「break」は「そこで処理を中断させる」という命令文です。break文がないと、処理が終わったにもかかわらずその下の処理に流れが移ってしまうので注意しましょう。

if文とswitch文の使い分け

if文もswitch文も、同じ処理を実行することができます。しかしif elseを増やすと記述が長くなってしまうので、コードが複雑になってしまうことがあるのです。

値が決まっていて、値による処理を細分化させたい場合はswitch文、一方、条件そのものを別の条件と組み合わせたり、複数設けたりしたい場合は、if文を使う方が向いていると言えます。

基本的には同じことができるので、どちらの記述の方がすっきりするのかを、フロー図やチャートを作成するなどして検討してから記述すると良いでしょう。

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if文の役割は大きい

if文はJavaではよく使われる構文です。if文の使い方がわかっていないと、プログラムを組むことはできないでしょう。

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条件が複雑になる場合、コードが長くなってしまうので、簡素化させるためにreturnやswitchを使うことも考えましょう。条件分岐と処理ができるようになると、プログラムでできることが劇的に広がります。

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