Javaの研修についていけない初心者には丁寧に教える。その理由とは
ジョブサポートでも多くの初心者を教える機会がありJavaの研修は教えるべきことが多く、これまでプログラミングに触れてこなかった初心者の中には、研修についていけず脱落する人もでてきてしまいます。なぜ脱落してしまうのか、その原因を知り、研修で脱落者を出さないように対策しましょう。
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目次[非表示]
- 1.Java言語習得で初心者がつまずきやすいのは?
- 1.1.用語が分からずエラーの解決に苦戦
- 1.2.Java正規表現の使い方が分からない
- 2.研修前に自主学習をさせておく重要性
- 2.1.自信喪失を防ぐ
- 2.2.本やオンライン学習で
- 3.やる気を引き出す
- 3.1.まずは理解できるまで教える
- 3.2.考えさせる時間は大切だが限度を決める
- 3.3.それぞれに合った方法で自信をつけさせる
- 4.IT研修は講師の技量も試される
Java言語習得で初心者がつまずきやすいのは?
プログラミング言語の中でも、Javaは比較的難しい部類に入ります。やるべきことが多い分、覚えることも多いからです。そのため初心者がつまずいてしまう可能性も少なくありません。
まずは初心者がどのような点で壁にぶつかるのか、大きなポイントを見ていきましょう。
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用語が分からずエラーの解決に苦戦
Javaの難易度が高い理由の一つに、覚えるべき用語・概念が多いということが挙げられます。間違っている箇所が分からずエラーが出ても解決できないのは、初心者にはよくあります。
エラーをきちんと表示してくれるのなら問題ありません。しかし、想定している動きと違う、算出結果が異なるといった「プログラムは動いているのに、間違った挙動をしている」というエラーは特に厄介です。
どこが間違っているのかの判別すら初心者には難しいでしょう。
Java正規表現の使い方が分からない
正規表現とは、Javaでコードを書く際の『ルール』のことです。構文や数値に間違いがなくても、正規表現が分かっていないとエラーが出てしまったり、間違った挙動をしてしまったりすることがあります。
Javaの正規表現には多くのルールがあります。中には複雑なものもあり、初心者にとっては覚えるまでに時間がかかってしまう難問です。
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研修前に自主学習をさせておく重要性
Javaの学習にあたっては、よほどプログラムに対する理解や適性がなければ、いきなり研修を行ってもつまずいてしまう可能性が高くあります。
そこで、研修前に自主学習を促す、あるいは自主学習の時間を与えることをおすすめします。研修前の自主学習の重要性や手段について、ここでは解説します。
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自信喪失を防ぐ
Javaをはじめプログラミング言語にまったく触ったことがない人に研修でいきなりキャッチアップさせるのは難しいでしょう。初動でつまずいてしまうと、以降の研修も無意味なものになってしまいます。
研修段階で学習が軌道に乗らないと、自信喪失につながってしまい、苦手意識を持ってしまうかもしれません。
そうならないために、事前に課題を与え得るなどして、ある程度研修生のレベルの均一化を図っておきましょう。研修についていけなくなってしまう可能性を減らすことにもつながります。
本やオンライン学習で
事前学習の方法として、本やオンライン学習をさせておくことも有効です。特におすすめなのはオンライン学習です。動画や直接コーディングをしながらの学習は、プログラミング初心者にとって、本よりも分かりやすく理解ができます。
無料でできるオンライン学習サイトもありますので、研修前にそうしたサイト等を利用して、Javaに触れる機会をつくっておきましょう。
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やる気を引き出す
プログラミング学習で重要なのは、モチベーションを維持し続けることです。研修で脱落者を出さないためにも、やる気を出させることにも気を配りましょう。
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まずは理解できるまで教える
一番やる気喪失の原因につながってしまうのは、前段階が理解できていないのに次のステップへ進んでしまうことです。以降の研修が全て無意味に終わってしまう危険性があります。
そうならないためにも、理解できるまで研修生に対してじっくり教えるようにします。エンジニア研修を行う場合、詰め込み過ぎはNGです。新人が理解できるまでにかかる時間を想定して、リソースを確保しておきしょう。
考えさせる時間は大切だが限度を決める
特に初心者のうちは、プログラミング言語を学ぶ過程で問題点が生じてしまった場合、その原因について考えさせることが時間の無駄になってしまうケースが多いです。
なぜなら、思考するだけの言語に対する理解度が足りていないためです。掛け算を学んだばかりの小学生に、方程式が理解できないのと同様です。
自分で問題解決する力を養わせることは重要ですが、あまり時間を取り過ぎるても非効率ですし、ストレスにもなってしまいます。
悩む時間は限度を決めておき、それを過ぎるようだったら講師に解説させるなどの打開策を提供していく配慮も必要です。
それぞれに合った方法で自信をつけさせる
研修生によって、Javaに対する興味の度合いも違えば、成長速度も違います。研修では、それぞれに合った方法を見極めて、アプローチや学習方法を変えるといった柔軟性も必要になってきます。
一方的に講義するだけの研修ではなく、研修生の反応をうかがいつつ、それぞれに合わせた指導や課題によって自信をつけさせることが大切です。
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IT研修は講師の技量も試される
Javaの研修は覚えることも多く、特にプログラミングに慣れていない人にとっては、途中でついていけなくなってしまう可能性が高くあります。そうならないために、それぞれに合わせたアプローチや課題を与えることが求められるのです。
IT研修で効果的に成果を出すには、研修生の努力も大切ですが、それ以上に講師側の技量も試されます。研修生のやる気を引き出し、自信につなげることができる講師の存在こそが、脱落者を出さないために最も重要です。