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Javaを使ってできることや作れるもの。アプリから家電まで広範囲に活躍

Javaの学習を検討するにあたり、実際にJavaでどのようなことができるのか、分からないという人もいるのではないでしょうか。新卒採用担当の方は未経験者の学生から質問を受ける機会も多いと思います。プログラミング言語としての基礎知識を解説し、広範囲にわたるJavaの活用事例を紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.Javaの特長をおさらい
    1. 1.1.コンピューターやOSを選ばない
    2. 1.2.フレームワーク、APIで開発がスムーズ
  2. 2.Javaでできることの活用事例
    1. 2.1.Webサイト
    2. 2.2.Webサービス
    3. 2.3.デスクトップアプリ
    4. 2.4.スマホアプリ
    5. 2.5.基幹システム
  3. 3.家電、機械でもJavaは活躍
    1. 3.1.組み込みソフトウェア開発
    2. 3.2.IoT開発
  4. 4.Javaが苦手なことやできないこと
    1. 4.1.Javaは遅いと言われるが書き方にもよる
    2. 4.2.変化に対応する開発はRubyが得意
  5. 5.Javaを学ぶ価値は高い

Javaの特長をおさらい

Javaとは、どのようなプログラミング言語なのでしょうか。まずは、特長を確認しておきましょう。

コンピューターやOSを選ばない

プログラミング言語には、特定のコンピューターやOSでしか動かないなど、動作する環境を限定するものが少なくありません。

しかし、JavaはコンピューターやOSを問わず、どのような環境でも動作します。あらゆる環境間において互換性があることは、Javaの大きなメリットと言えます。

プログラムを1度実装すれば、macOS・Windows・Linuxなど、異なるOSでも同じように動いてくれます。最近は、スマートフォンのアプリケーションにも、Javaで作られたものが増えています。

フレームワーク、APIで開発がスムーズ

フレームワークとは、プログラミング言語で開発を行う際に、建設における土台と骨組みのようなもので、よく使用する機能をまとめて提供してくれるものです。

Javaはフレームワークが豊富に提供されているため、開発時間を短縮できたり、チームでの開発に参加しやすくなったりするメリットがあります。

あらかじめ汎用性の高い機能がまとめてあるライブラリや、APIが数多く用意されていることも、Javaの特長と言えるでしょう。

グラフィカルアプリやサーバーサイドアプリなど、ライブラリが豊富に提供されています。

標準搭載されているAPIにも、日付処理・データベース処理・文字列操作など、プログラミングを楽にしてくれる機能が満載です。

Javaでできることの活用事例

Javaを使用し、どのようなことができるのかを解説します。活用事例を知ることで、今後の仕事選びにおいても役に立つでしょう。

Webサイト

現在、ネット上に存在する多くのWebサイトでは、Javaによるプログラミングで制作された仕組みが活用されています。

例えば、ユーザー認証・データベース利用・複雑な計算処理などの仕組みは、基本的にJavaで構築されたプログラムです。

なお、JavaScriptは名前が似ているだけで、Javaと全く異なるプログラミング言語です。

JavaScriptはウェブサイトを動的に処理して、表立った表現を得意とするのに対し、Javaは裏方としてWebサイトを支える働きを得意とします。

Webサービス

Javaは、速さや安全性が求められる、大規模なWebサービスと相性の良い言語です。Javaが使われている有名なWebサービスには、TwitterやEvernoteなどがあります。

TwitterとEvernoteのどちらも、元々は日本生まれのプログラミング言語「Ruby」で開発されたWebサービスです。しかし、利用者の増加に伴い、Rubyでの動作が遅くなっていったことから、Javaに移行しています。

他にも、各種SNS・通販サイト・予約サイトなど、多くのWebサービスがJavaで制作されています。

デスクトップアプリ

PC上で操作するデスクトップアプリも、Javaで作ることが可能です。デスクトップで動作するアプリは、GUIアプリとも呼ばれます。

GUIとは「グラフィカル・ユーザー・インターフェース」の略であり、ユーザーが見やすいように操作や選択が可能なインターフェースのことです。

Netbeans・Eclipse・UltraMixerなどのアプリは、全てJavaで開発されています。これらの他にも、さまざまなジャンルのデスクトップアプリで、Javaが使用されています。

スマホアプリ

近年急速に重要を伸ばしているスマホアプリの多くは、Javaで開発されています。特に、Androidスマホ用のアプリは、Javaでの作成が基本です。

そのため、Androidのスマホやタブレットを持っている場合は、Javaを使用した自作アプリをインストールし、動作確認ができます。

また、初心者が将来的にスマホアプリの開発を目指すなら、ゲームアプリの作成から取り組むのがおすすめです。

ゲームアプリであれば、シンプルな仕組みのゲームから始め、ステップアップしていくことでスキルの習得を実感できます。楽しみながら学習できることもメリットです。

基幹システム

「Webサービス」の項でも述べたように、Javaは安全性の高いプログラミング言語です。そのため、セキュリティの高さを求められる開発に向いています。

また、オブジェクト指向が確立された言語であることから、大規模開発で使い勝手がよいことも特徴です。

安全性が高く、大規模な開発に向いているため、Javaは企業の主要業務を支える基幹システムの開発に使われています。

特に、銀行などの金融機関やクレジットカード会社のシステムは、Javaで開発されるのが一般的です。

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家電、機械でもJavaは活躍

組み込みソフトウェアやIoT(モノのインターネット)の開発言語にも、Javaが採用されています。家電や機械のインターネット化が進む中、Javaの普及が促進されている現状を理解しておきましょう。

組み込みソフトウェア開発

組み込みソフトウェアとは、組み込み機器と呼ばれるハードウェア上で動作するソフトウェアのことです。

代表的な組み込み機器には、デジタルカメラ・テレビ・温度計・電子レンジなどがあります。それぞれ、特定の用途向けに機能が特化された機器です。

これらの家電製品に組み込まれているソフトウェアは、C言語、C++、Javaでプログラミングされています。

なお、多くの家電製品では、LinuxをOSに採用しています。組み込みソフトウェアについて学習する場合は、Javaに加えてLinuxを学ぶのもおすすめです。

IoT開発

先ほど取り上げたIoTとは、「モノのインターネット化」を指す言葉です。近年、身の回りにあるさまざまなモノが、インターネットとつながり始めています。

例えば、賞味期限が分かる冷蔵庫や、走り方をさまざまな指標で分析してくれるランニングシューズ、外出先から遠隔操作できる家電製品などは、IoT開発で誕生したモノです。

そして、IoT化した機器に組み込まれるプログラムの言語として、Javaが注目されています。Oracle社は、IoT分野で積極的にJavaを使用することを促進しており、実際に多くのプログラムがJavaで書かれています。

Javaが苦手なことやできないこと

プログラミング言語の中で人気の高いJavaにも、デメリットとして指摘される点があります。どのようなことなのか、以下でチェックしましょう。

Javaは遅いと言われるが書き方にもよる

Javaのパフォーマンスについてよく言われることの一つに、動作の遅さが挙げられます。実際、Javaで作ったプログラムの実行時には、大量のクラスを読み込むため、他の言語で書いたプログラムに比べ、動作が遅いと感じることもあるでしょう。

一方で、プログラムの動作速度に関しては、プログラミングの書き方に左右されやすいという側面もあります。

一流のプログラマーが書いたプログラムと、初心者が作ったプログラムを比較すれば、前者の動作速度はそれほど遅くならないでしょう。

変化に対応する開発はRubyが得意

前述したように、Javaは大規模開発に向く言語です。いわゆる重厚なシステムを構築する際は、多くの場面でJavaが選ばれています。

それに対し、いち早くアプリを開発したい場合や、手軽に業務ツールを作りたい場合には、Rubyが活躍するでしょう。Rubyはテスト駆動開発に特化した言語であり、新たなシステムを素早く作り上げたり、変化に対して迅速に対応したりする場合に向きます。

例えば、料理レシピを公開できるサービス「Cookpad」では、ユーザーニーズをサービスに素早く反映することを重視し、Rubyを採用しています。

Javaを学ぶ価値は高い

Javaは、使用環境に左右されず使えることや、スムーズに開発できることで人気のプログラミング言語です。Webサービスやスマホアプリなど、さまざまなシーンで活用されています。

この先、さらに需要が高まると言われている、組み込みソフトウェアやIoTの開発においても、Javaは積極的に利用されています。今後も世の中から求められ続ける、学習する価値の高い言語だと言えるでしょう。


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