研修実績:株式会社紀文フレッシュシステム様
株式会社紀文フレッシュシステム 取締役 情報統括部 統括部長 兼 システム営業部 部長 安井氏に、ジョブサポートの新人SE・PG向けエンジニア研修、フロントエンド入門5日通学講座 を利用した背景と効果などについて伺いました。
株式会社紀文フレッシュシステムについて
本社 〒143-6591 東京都大田区平和島六丁目1番1号
東京流通センター センタービル8F
代表者 代表取締役社長 藤田 正人
設立 1984年2月
資本金 3億3200万円
従業員数 393名(2024年3月末)
https://www.kibun-fs.com/
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物流とITの2つを軸に事業展開
会社概要およびIT部門を担う情報統括部の概要をお聞かせください。
先進的なチルド食品物流で紀文食品の物流事業を担う株式会社紀文フレッシュサプライと、ソフトウェアの開発・販売およびハードウェアの販売を目的とした株式会社紀文システム開発が、1993年に合併して誕生した会社です。物流とITを事業展開の2つを軸としてトータルにとらえ、お客様の物流改革をバックアップしています。
ITの部分を担う情報統括部の主な業務は、物流システムの運用・保守、お客様先に常駐して行う基幹業務システムや受発注システムなどの開発、工場の課題を解決するシステムのパッケージ開発・販売など。ITに関わっている社員は全体の2割弱になります。
3つの研修を経て6月から部門研修を実施
新入社員の教育体制を教えてください。
入社後、まず紀文グループ全体で行う3日間の合同研修があり、会社概要や主な業務、社会人としての心構えなどを学びます。その後、グループ会社各社で10日間ほどの新入社員研修を行います。ここでは会社の部門紹介や社則、ビジネススキルなどを主に座学で学んでいきます。次に行うのは、1カ月半程度の物流現場研修。実際に物流現場を見て、仕分けなどの実務にも携わりながら、物流業務の基礎知識を身に付けていきます。
5月末にはこれらが終わり、それぞれの部門に配属されます。毎年、当社には十数名の新入社員が入社しますが、情報統括部に配属されるのは2~3名。6月からようやく情報統括部の部門研修となります。なお、新入社員は採用段階で業務コースを選択しているため、情報統括部への配属は本人の意志が尊重されています。ITスキルの有無は「有」がベダーではありますが、重視はしていません。
言語習得だけでなく現場でのビジネススキルも学ばせたい
研修における課題についてお聞かせください。
以前は社内で2~3カ月の部門研修を行っていました。ただ、講師の負担が大きいため、数年前から専門性の高い外部の研修ベンダーを利用させていただくようになりました。
当時利用した研修は、ひとつの言語を学ぶには問題のないカリキュラムだったと思います。しかし、当社の新入社員はスキルにバラツキがあります。まったく経験がない新入社員にとっては、かなりモチベーションを上げて取り組まないと難しい状況でした。しかも、当時はコロナ禍ということもあって研修はオンライン。思ったほどの成果は得られませんでした。そもそも言語習得が最優先の研修でいいのかという疑問もあったため、新たな研修ベンダーを探すことにした次第です。
新たな研修ベンダーに求めた要件をお聞かせください。
言語の知識は後からでも何とかなると考えていました。もっとも大事なのは、ITの現場で働くためのビジネススキル。プロジェクトとは何かから始まり、プロジェクトの進め方やコミュニケーションの取り方など、それらを一から教えてくれる研修ベンダーを求めていました。
「プロジェクトにおける業務の進め方」が学べる研修
ジョブサポートを選定した理由をお聞かせください。
<求めた要件に合致>
教育に関連する部門に在籍していた経験からすると、実は先ほど挙げた要件は簡単ではありません。基本的にはパッケージ化したコースを設け、言語を教えて終わるのが一般的です。その点、ジョブサポートは「プロジェクトにおける業務の進め方」にも重点を置いていました。まさに当社が求めていたところだったため、非常に印象に残りました。
<6月1日に研修を開始できる>
5月末までは前述した別の研修があるため、ITの部門研修は6月1日開始を希望していました。6月1日開始に対応してくれる研修ベンダーは少なかったのですが、ジョブサポートは3月と5月以外は毎月開校とのこと。つまり、6月1日開始が可能でした。
<安心の対面研修>
オンラインが悪いわけではありませんが、コロナ禍も収束に向かっているわけですから、対面研修を希望していました。もちろん、ジョブサポートは対面研修にも対応。我々としては安心できます。
<リーズナブルな研修費用>
高価な研修費用を設定する研修ベンダーもありましたが、ジョブサポートは良心的な研修費用。安心してお願いできる価格設定だと感じました。
ジョブサポートに依頼した研修内容を教えてください。
2023年および2024年に入社した新入社員に対し、以下の研修を依頼しました。
2023年6~7月:新人SE・PG向けエンジニア研修(Java2カ月コース)
8月:フロントエンド入門5日
受講形式:通学
受講人数:2名
2024年6~7月:新人SE・PG向けエンジニア研修(Java2カ月コース)
8月:フロントエンド入門5日
受講形式:通学
受講人数:2名
現場での対応力が身に付いている
現場配属後の仕事ぶりなどからジョブサポートの研修をどのように評価されていますか。
2023年度の受講生は、1名はお客様先に常駐して行う開発、もう1名は自社物流システムの運用・保守に配属。2024年度の受講生は、1名はお客様先に常駐して行う開発、1名はパッケージ開発の部門に配属し、それぞれ活躍しています。現場に入ってからは先輩がOJTで教えていきますが、「一から手取り足取り教える必要がなく楽だった」という声が聞こえてきます。「プロジェクトにおける業務の進め方」を学んだことで、現場にはスムーズに入ることができたようです。
実際に仕事ぶりを見ていると、報告・連絡・相談、いわゆる報連相の重要さを理解できていると感じます。開発にトラブルや遅延はどうしても発生してしまいますが、そういった場合にケースバイケースでしっかり対応できています。ジョブサポートの研修成果は、随所に発揮されているといえるでしょう。
今後の展開やジョブサポートへの期待をお聞かせください。
新卒に関しては、来年もまたジョブサポートにお願いすると思います。期待については、受講後もフォローしていただけるようなPL、PM向けの階層別研修があると嬉しいですね。引き続きよろしくお願いします。
プロジェクトの一員としての心構え、報連相、進捗管理などを学ぶことができました
2023年に受講した情報統括部 システム営業部 システム支援課 本橋氏
受講生の声
専門学校で基本的なITのスキルは身に付いたと思いますが、技術に偏り過ぎていたのは否めません。実は専門学校での後半は「グループでアプリをつくっていよう」という課題に取り組んでいましたが、状況がまったく把握できないという経験がありました。ジョブサポートで学んだ今、その原因は「進捗管理ができていなかったこと」というのが分かります。
ジョブサポートの研修では、現場で業務に携わるプロジェクトの一員としての心構え、報連相、そして進捗管理などについて、しっかり学ぶことができました。とくに議事録の記載は日課でしたから、進捗管理は自ずと身に付いていった気がします。また、報連相は自分でタイミングを見計らって適宜行う必要があるため、ジョブサポートさんの研修がなかったら戸惑うことばかりだったと思います。
技術については、カリキュラムに対して自主的に取り組んでいくスタイルでしたから、まずは自分で考えることが先決。本当に分からないところがあった場合、何が分からないかを整理して質問することを身に付けることができました。現在は自社の物流システムの運用・保守部門でオフコンに携わることがメインのため、直接Javaを記述することはありませんが、考え方や取り組み方などは十分に生かせていると実感しています。