研修実績:株式会社システムヴァン様
株式会社システムヴァン システムソリューション本部 システム開発部 部長 真崎 氏に、ジョブサポートのプロエンジニア育成コース研修を利用した背景と効果などについて伺いました。
株式会社システムヴァンについて
本社 〒108-0023 東京都港区芝浦2丁目14番8号 第2テーワイビル5階
代表者 代表取締役社長 三井 繁樹
設立 1985年4月
資本金 3,000万円
従業員数 40名(役員を除く)
https://www.svan.co.jp/
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ソフトウェア開発、インフラ基盤開発、運用・保守を展開
御社の会社概要をお聞かせください。
1985年4月、アプリケーション開発会社としてスタートしました。現在は製造・流通・公共・サービス業などにおいてJava、.NET、フレームワークなどの高い技術力をフルに提供しているソフトウェア開発事業、サーバーやネットワークにおいて仮想化およびクラウドコンピューティングなどの技術を取り込んだインフラ基盤開発事業、運用・保守などの各種サービスの3本柱を展開。多くのクライアントと長期的なパートナーシップを築き、安定した事業を展開しています。
当社の特徴は、全社員とのフラットな関係性だと思っています。例えば、上長は〇〇さんと呼び、役職で呼ぶことはしていません。そういった会話の一歩目から話しやすい雰囲気づくりを醸成しているため、風通しが良いコミュニケーション環境が構築できています。新人社員も働きやすいのではないでしょうか。
エンジニア未経験者を中堅層に育てていく
御社の採用状況を教えてください。
現在、新卒の募集は行っておらず、中途採用のみを実施しています。当社では、経験のある中堅層を主な採用ターゲットとしていますが、経験者の採用は容易ではありません。そのため、社会人経験を持ち、これからIT業界で活躍したいと考えるエンジニア未経験者も対象とし、中堅層へと育成するスタイルを併用しています。このアプローチにより、経験者の即戦力と未経験者のポテンシャルを活かし、組織全体の成長を目指しています。
御社の教育体制を教えてください。
まず、前述したソフトウェア開発事業の部門(システムソリューション本部 システム開発部)に配属する人材が教育対象となります。入社後の1~2カ月は外部研修で学習し、外部研修後は3カ月の社内研修が基本的な流れとなります。社内研修の最初の1カ月間は、外部研修の復習を行いながら、Java Bronzeの資格を取得してもらいます。その後はSpringフレームワークの学習に移行し、受託案件の簡単なプログラム改修などに従事。3カ月の社内研修終了後は、先輩社員のサポートのもと、お客様の案件に携わってもらいます。
外部研修後のスキルが足りず、教育担当にかかる負荷が大きい
研修における課題についてお聞かせください。
外部研修後のスキルが当社の期待値に達していないケース、具体的には「Java Bronze資格の合格に時間を要する」「メソッド作成の基本が十分理解できていない」などが頻発していたのが課題でした。これにより、Springフレームワークの学習に移行できず、基礎スキルからの学び直しが必要になっていました。結果、教育担当の社員に大きな負荷がかかり、業務と教育の両立が困難な状況が発生。こういった課題を解決するため、新たな研修ベンダー探しに至りました。
研修ベンダーに求めた要件をお聞かせください。
教育担当の負荷を削減するため、Springフレームワークまで教えてもらえる研修プログラムを求めました。
Springフレームワーク学習に加え、自学中心などの教育手法に注目
研修ベンダーの比較・検討はされましたか。また、ジョブサポートを選定した理由もお聞きかせください。
要件をもとにネットで研修ベンダーを比較・検討。そこでヒットしたのがジョブサポートです。実際に話を伺ったところ、Springフレームワーク学習のほかにも、興味を引く教育手法が多々ありました。そこで、ジョブサポートを新たな研修ベンダーに選定させていただきました。具体的な選定理由は以下の通りです。
<自学の比率が多い学習スタイル>
講師が教壇に立ち、受講生に向かって講義するスタイルが一般的だと思いますが、ジョブサポートの場合は自学の比率が多い学習スタイル。受講生が課題にチャレンジするなかで不明点があれば、講師がマンツーマンで指導するとのことで、自発的かつ双方向の学習が期待できます。少人数制というところも惹かれました。
<ヒューマンスキルも学べる>
エンジニアの業務に対する姿勢など、ヒューマンスキルの部分も教えていただけると伺いました。この部分の教育は、やり過ぎたり、指導を間違えるとパワハラになる可能性があるため、社内研修でも課題として挙がっていたところです。業務に即した研修のなかでヒューマンスキルを学べるという説明を伺い、当社としても期待しました。
<適切な研修期間>
これまでの外部研修は1~2カ月というところが多く、研修内容に期間がマッチしていないと思うことがありました。しかし、ジョブサポートの「プロエンジニア育成コース」は3カ月とのこと。研修内容を確認したうえで適切な研修期間だと思いました。
ジョブサポートに依頼した研修内容を教えてください。
2022~2024年に入社した中途採用に対し、以下の研修を依頼しました。
2022年8~10月
プロエンジニア育成コース(Java3カ月)対面方式 2名
2023年1~3月
プロエンジニア育成コース(Java3カ月)対面方式 1名
2023年9~11月
プロエンジニア育成コース(Java3カ月)オンライン 1名
2024年8~10月
プロエンジニア育成コース(Java3カ月)対面方式 1名
基本は対面方式ですが、2023年9~11月期のみオンラインでお願いしました。エンジニア経験を有し、ビジネスマナーやコミュニケーションスキルも高かったのですが、唯一Javaの経験がなかった中途採用者だったのが理由です。オンラインで十分という判断をさせていただきました。
研修後の技術的スキル、ヒューマンスキルが格段に向上
ジョブサポートの研修をどのように評価されていますか。
<受講生のスキルが向上し、教育担当の負荷が大きく軽減>
課題だった教育担当の社員の負荷が大きく軽減されました。すんなりJava Bronzeを取得し、すぐにSpringフレームワークの学習に移行できています。しかも、Springフレームワークも理解できていますから、社内研修は本当に楽になりました。研修後の技術的なスキル、ヒューマンスキルは以前と比べて格段に向上していると思います。
<個々のスキルに合わせたカリキュラム>
画一的な教育指導ではなく、個々のスキルに合わせてスケジュールを調整し、弱点や課題を克服する指導も秀逸だと感じました。さらに、納期や報連相(報告・連絡・相談)を意識させるカリキュラムも素晴らしいですね。社内研修ではなかなか教えることが難しいとこをしっかり指導してくれますから、研修ベンダーをジョブサポートに変えて本当に良かったと実感しています。
<研修後のアフターフォロー>
研修終了後、講師の方とのフィードバックの機会を設けていただきました。最後まで親切・丁寧な対応、かつ今後の教育方針を定める重要な意見を伺うことができますから、非常に有意義な時間だと思いました。
ジョブサポートへの期待をお聞かせください。
基盤ソリューション部にも人材がほしいのですが、インフラ基盤の外部研修はなかなか見つかりません。この教育をジョブサポートにお願いできると助かります。簡単ではないと思いますが、ぜひご検討ください。
ジョブサポートのおかげで、ようやく外部研修から社内研修のフローを確立できたと思っています。お手数をおかけしますが、今後とも引き続きよろしくお願いします。
講師のサポートを得ながら実際に手を動かす研修は、自分にはベストスタイル
受講生の声
2023年に受講した株式会社システムヴァン システムソリューション本部 システム開発部 システム2課 山崎氏
以前は事務の仕事をしていました。IT関係の友人が多く、彼らの話を聞くなかで「自分もIT関係で活躍してみたい」と思ったのがきっかけでシステムヴァンに入社しました。参考書の予備知識は入れていましたが、エンジニアの知識がまったくなかったため、やはり不安はありました。そうした不安のなか、ジョブサポートのプロエンジニア育成コースを受講させていただきました。
率直な感想は、個人的に自学が多い方が向いていると思っていたので、ジョブサポートの学習形式は合っていると思いました。もちろん、すべてが自学ではありません。分からないところがあれば、講師に方にすぐ聞くことができ、解説や講義もありました。しかも、私のときは受講生が4人と少人数。講師が捕まらないことはなく、マンツーマンで指導してもらえる時間もありました。講師のサポートを得ながら実際に手を動かすスタイルを1日8時間3カ月続けたおかげで、十分な基礎を身に付けることができました。
現在の現場は、スケジュールを頭に入れながらチームの一員として手を動かし、何かあったら先輩に確認できる環境です。朝夕の業務報告を含め、こうしたスタイルはジョブサポートの研修とほぼ一緒。実際の業務に近い研修だったせいか、まったく違和感がありません。研修成果は、しっかり現場に活かされていると感じています。