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Javaのコンストラクタの使い方を初心者にも分かりやすく解説

Javaのコンストラクタは重要なメソッドの一つです。コンストラクタの意味や使い方を正しく理解し、Javaに対する理解を深めましょう。サンプルコードを用いながら、初心者にも分かりやすくコンストラクタについて解説します。

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目次[非表示]

  1. 1.Javaのコンストラクタとは?
    1. 1.1.コンストラクタとは何か?
    2. 1.2.コンストラクタの役割
  2. 2.コンストラクタの使い方
    1. 2.1.コンストラクタの書き方
    2. 2.2.コンストラクタの呼び出し方
    3. 2.3.コンストラクタはnew演算子で呼び出す
    4. 2.4.引数の指定方法
  3. 3.thisの使い方も覚えよう
    1. 3.1.thisはどこで使う?
  4. 4.コンストラクタでインスタンスの初期値を設定

Javaのコンストラクタとは?

Javaを扱う上では「コンストラクタ」については必ず理解しておく必要があります。コンストラクタの持つ役割や意味について、まずは定義から学んでいきましょう。

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コンストラクタとは何か?

コンストラクタとは、「クラス」(設計図)の処理を実行する「インスタンス」(実際に作ったモノ)が生成される際に実行されるメソッドで、主にクラスのメンバ変数を初期化する際に使われます。

コンストラクタは「new」の演算子を使って生成した場合に自動で呼び出されます。

コンストラクタの役割

コンストラクタは、そのオブジェクトが新しいオブジェクトを生成する際や、初期値の代入が必要なときに呼び出されるものです。

コンストラクタによってメンバ変数が初期化されることで、新しく生成したインスタンスのメンバ変数が必ず指定した値になっています。

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コンストラクタの使い方

コンストラクタを具体的にどのように使えば良いのでしょうか。サンプルコードと共に、使い方について学んでいきましょう。

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コンストラクタの書き方

コンストラクタの書き方には、以下のルールを適用しなければなりません。

  1. コンストラクタはメソッドの名前とクラス名を同一にする
  2. 戻り値を記述しない

このルールを守った上で、Javaでは次のようにコンストラクタを記述します。

class クラス名{ クラス名(){ //インスタンスを生成する際に行う処理 } }
class クラス名{
 クラス名(){ //インスタンスを生成する際に行う処理 
 }
}

コンストラクタの呼び出し方

コンストラクタを呼び出す方法をコードと共に見ていきましょう。

class Constructortest {
 String str = "test case "; 
//コンストラクタに関する記述 
 public Constructortest(){ 
  System.out.println(str);
 }
}
// Main.javaに関する記述
public class Main { 
 public static void main(String[] args) {
//インスタンスの生成 
  Constructortest cs = new Constructortest(); 
 }
}

実行結果は以下のように表示されます。

test case

class Constructortestのインスタンスを生成する際に、コンストラクタが呼び出されるという形です。

コンストラクタはnew演算子で呼び出す

コンストラクタはnew演算子で呼び出す必要があります。

new コンストラクタを実行するコード;

new演算子の後に、クラスのコンストラクタを実行するコードを書くと、クラスのインスタンスが生成されます。これを「インスタンス化」と呼びます。

また、new演算子の構文は以下のようになります。

new クラス名();

この2つの記述は別の言い方をしていますが、同じことを表しています。コンストラクタでは、引数は必要によってその都度使い分けましょう。

引数の指定方法

引数を持つコンストラクタを指定する場合、new演算子でコンストラクタを生成する際にクラスに引数を指定します。

クラス名 変数名 = new クラス名(引数);
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thisの使い方も覚えよう

thisは、そのクラスフィールドの変数を呼び出す際に用いられます。

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thisはどこで使う?

以下について見ていきましょう。

//Main.java
public class Main {
 public static void main(String[] args) {
  Animal Animal = new Animal();
  Animal.category = "Dog"; Animal1.today();
 }
}
//TodaysAnimal.java
class Animal {
 public String category;
 public void today() {
  System.out.println("今日の動物は" + this.category + "です"); 
 }
}

「this」はメソッドが呼ばれた際に、呼び出しているインスタンスに置き換えて用いられます。この場合「this」は「Animal」に置き換えられています。

「this」を使うことで、複数のインスタンスを生成したとしても、記述を簡単に済ませることが可能です。

public class Main {
 public static void main(String[] args) {
  Animal Animal1 = new Animal();  
  Animal1.category = "Dog"; Animal1.today();
  Animal Animal2 = new Animal();
  Animal2.category = "Cat";
  Animal2.today();
 }
}

例えばmainclassをこのように記述して複数のインスタンスを作成した場合、「this」はanimal1とanimal2の両方を置き換えることができます。

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コンストラクタでインスタンスの初期値を設定

コンストラクタはJavaを使ってコードを書く際によく使います。インスタンスの初期値を設定する重要なメソッドです。Javaを学習する上では重要なメソッドなので、記述する際のルールや使う場面を覚えておきましょう。

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new演算子で呼び出す場合の構文や、thisの使い方とも組み合わせると、使い道が広がっていきますので、併せて学習を進めていきましょう。

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