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Javaメソッドの利用方法。メソッドの呼び出し方と定義を学ぶ

Javaの要素の中でも、今回はメソッドの利用法を学んでいきましょう。メソッドの定義と呼び出し方、あわせて基本的な使い方をサンプルコードとともに解説します。staticメソッドについても、あわせて見ていきましょう。

目次[非表示]

  1. 1.Javaのメソッドの基本を学ぶ
    1. 1.1.メソッドとは処理をひとまとめにしたもの
    2. 1.2.メソッドを使うメリット
  2. 2.Javaメソッドの定義と呼び出し方
    1. 2.1.メソッドを定義する
    2. 2.2.メソッドを呼び出す
  3. 3.Javaメソッドの基本的な使い方
  4. 4.引数を使って値を渡す
    1. 4.1.メソッドの戻り値の使い方
  5. 5.staticメソッドについても学ぶ
    1. 5.1.staticメソッドとは
    2. 5.2.定義と書き方
  6. 6.Javaメソッドチェーンについても覚えよう
    1. 6.1.メソッドチェーンとは
    2. 6.2.メソッドチェーンの書き方
  7. 7.メソッドのさまざまな活用法を知ろう

Javaのメソッドの基本を学ぶ

Javaを使っていると、クラスやインスタンスなど、覚えるべき言葉がたくさんあります。その中でも、メソッドとは何か、基本的な部分から見ていきましょう。

メソッドの概要や、メソッドを使うメリットを解説します。

メソッドとは処理をひとまとめにしたもの

メソッドとは、Javaのようなオブジェクト指向のプログラミング言語で、特定のクラスやオブジェクトに所属するグループのことです。

内容がまとまっている処理や反復する処理など、いくつかの処理を一つにまとめたものをメソッドと呼びます。

メンバ関数、サブルーチンというJavaでよく使うこれらの言葉は、メソッドとほぼ同意義です。

メソッドを使うメリット

メソッドを使うことは、コードを記述する上でさまざまなメリットがあります。

第一には、コードをスリム化できるという点です。例えば、同じ処理を繰り返し行う場合、本来ならコードを何度も記述する必要がありますが、メソッドを使うと1度の記述ですみます。

何度も行う処理をメソッドにまとめておけば、コードの可読性や保守性も向上します。処理を再利用できるのも、メソッドの強みと言えるでしょう。

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Javaメソッドの定義と呼び出し方

続いては、メソッドの定義方法と呼び出し方を、構文とともに解説します。

メソッドを定義する

メソッドと定義する際には、次のように記載します。

戻り値型 メソッド名(引数) {
 処理
 return式;
}

それぞれの言葉は、次のような意味を持っています。

  • 修飾子:クラス、メソッドなどの性質を決める予約語(public、privateなど)
  • メソッド名:メソッドに付ける名前
  • 引数:関数に入力する値
  • return式:処理における制御をメソッドの呼び出し元に戻す。returnするものを指定しておくと、処理した値を返す

メソッドを呼び出す

メソッドの定義後は、プログラムからメソッドを呼び出すことが可能です。メソッドの種類によっても呼び出し方は異なります。また、戻り値を返すかどうかでも違います。

戻り値を返さない場合は、以下のように記述します。

メソッド名(引数1, 引数2, 引数3, …, 引数n);

一方、戻り値を返す場合は以下のような記述になります。

戻り値を格納するオブジェクト変数名 = メソッド名引数1, 引数2, 引数3, …, 引数n)

メソッドはクラスの中に定義する必要があります。クラスの中に定義しない場合はエラーになるため注意が必要です。

Javaメソッドの基本的な使い方

メソッドの基本的な使い方について、サンプルコードとともに見ていきましょう。

引数を使って値を渡す

メソッドに引数を使って値を渡すには、メソッド名の後の括弧内に渡したい値を指定します。

public class Main {
 public static void main(String[] args) {
  total(3, 1);
  total(5, 2);
 }
 public static void total(int number1, int number2) {
  System.out.println(number1 + number2);
 }
}

上記の式では、引数に2つの値を指定し、足し算をするということをしていますので、「4」「7」という結果が返ってきます。

直接、値を渡しているこの方法は、Javaでは「値渡し」と呼ばれます。他にも「参照渡し」という方法もあります。

メソッドの戻り値の使い方

続いて、戻り値の使い方を見ていきましょう。戻り値は「return」を使います。

public class Main {
 public static void main(String[] args) {
  int total = number(3, 4);
  System.out.println(total);
 }
 public static int number(int countA, int countB) {
  return countA + countB;
 }
}

このコードでは、メソッドを使って足し算をした結果を、呼び出し元に返していますから「7」となります。

staticメソッドについても学ぶ

staticという修飾子を使ったメソッドについて解説します。

staticメソッドならではの特徴と、書き方を見ていきましょう。

staticメソッドとは

Javaの通常メソッドは、クラスをインスタンス化してから使います。しかし、staticメソッドの場合、インスタンス化せずに使用できます。

そのためstaticメソッドは、インスタンス化の影響を受けずに処理を行うことが可能です。

newを使ってインスタンスを生成する必要がないため、メソッドを呼び出すときにインスタンス生成をしません。そのため、コードを簡潔に記述できるようになります。

定義と書き方

宣言時にstatic修飾子を付けることで、staticメソッドとして扱われます。

public static void sample(){}

呼び出す際には下記のように記述します。

クラス名.メソッド名();

staticメソッドは、メンバ変数や内部クラスにも使うことができます。mainメソッドの宣言の際には、必ずstaticを付けなければならないことは覚えておきましょう。

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Javaメソッドチェーンについても覚えよう

メソッドをつなげて呼び出す方法のことを「メソッドチェーン」と呼びます。Javaを使う上で、概要や書き方を覚えておきましょう。

メソッドチェーンとは

メソッドチェーンとは、メソッドをつなげて、一連の処理を連鎖して呼び出すことです。メソッドが自らのオブジェクトを返すように設計されていて、追加したい機能をメソッドをつなげるだけで実現することができます。

処理の流れを可視化しやすくなる、コードを簡潔にできるといったメリットがあります。

メソッドチェーンの書き方

メソッドチェーンの使い方を、サンプルコードとともに確認していきましょう。

class sample {
 private int a;
 private int b;

 public sample caseA(int a) {
  this.a = a;
  return this;
 }

 public sample caseB(int b) {
  this.b = b;
  return this;
 }

 public void print() {
  System.out.println("a: " + a + ", b: " + b);
 }
}

public class Main {
 public static void main(String args[]) {
  sample test = new sample();
  test.caseA(3).caseB(4).print();
 }
}

上記では、sampleというメソッドを複数持っているクラスを、最初に定義しています。続けてcaseAとcaseBというメソッドを定義し、これらのメソッドではインスタンス自身を返すようにしています。

最後のクラスではメソッドチェーンを定義して、記述したメソッドを連続して使用しています。よって結果は「a: 3, b: 4」となります。

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メソッドのさまざまな活用法を知ろう

メソッドとは、処理をひとまとめにしたものです。同じ処理を記述しなくてよくなるためコードを短くできる、見やすくなるといったメリットがあります。

Javaにおいて、メソッドにはstatic修飾子を付ける、メソッドチェーンなどさまざまな使い方があります。メソッドのさまざまな活用法を身に付け、Javaのさらなる習得につなげてみましょう。

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