エンジニア研修を外部受講している時の社員管理について
外部のエンジニア研修会社に長い期間自社社員の教育を依頼する時、
担当者にとっては社員管理をどうしたら良いかと悩む機会が多いと思います。
特に今まで研修を内製化をしていた会社が、
外部機関に発注を考えた時に必ず出てくる問題になります。
同じ拠点で社内研修を行えば状況を随時把握することができ、
問題が発生した時から対策を考えて実行するまでのスピードが早いメリットがあります。
外部研修のデメリットとしては、自社の社員と研修対象者との
コミュニケーションが不足(担当者次第ですが・・・)してしまう点だと思います。
今回ジョブサポートの法人研修を受講していた
企業の従業員の管理方法について一部記載していきます。
勤怠管理はどのようにしているのか
働き方改革の影響で各社勤怠管理システムを導入している企業が増え、
ジョブサポートの研修を受講している時から、スマホやPCを使用して
自社のシステムにログインして打刻している方が増えている印象です。
もともと常駐スタイルで仕事をしている企業が多い事もあり外から勤怠管理をする
仕組みができてる印象です。その影響もあり各社勤怠にはかなり厳しくチェックして
いて遅刻、欠勤が続くと直接本人と電話で話したり、ヒヤリングをしたりなど徹底しています。
助成金を活用する場合、研修受講時間と勤務時間の管理をする必要がある為、
システムを利用して効率良く勤怠管理ができているようです。助成金申請時に
出勤時間の記録を提出する必要があり、毎日記録を付けておくことが重要です。
ジョブサポートでも社内に勤怠時間を管理できるシステムがあり、
日報作成と合わせて出退勤管理をしており、自社で勤怠管理システムがない企業様には
助成金申請で必要な情報として提供も可能です。
研修期間中のコミュニケーションについて
技術研修で教育担当者が気にされるのが普段自社にいない為、
帰属意識などが薄れるのではないかと受講者とのコミュニケーションを
どのようにするかで悩まれる方が多いようです。
自社で研修を行えれば毎日会話ができる環境で気にする必要はないと思います。
管理方法には正解がなく担当者の方の決めの問題になっています。
新人をエンジニア(社会人)として働ける状態に育成してほしいと
考えている企業にとっては技術の習得度を軸にコミュニケーションを取り
関係性を構築していく取り組みをしています。
このような企業の方は、実際にエンジニアの先輩社員の方が週1日、
1時間程度直接ヒヤリングをしております。
一番多いのが月1~2回程度自社に戻らせ研修状況報告・連絡事項を行う会社です。
客先常駐で仕事をしているエンジニアの方々が自社へ帰社する
タイミングで戻り、先輩社員と関わる機会を作っているようです。
ジョブサポート内でも受講者同士コミュニケーションを取り易い環境作りを意識していて、
会社が違ってもお互いにJavaの不明点を教え合い理解度を高める事にも力を入れております。
技術研修の進捗状況について
ジョブサポートでは週1回のペースで受講者に対して週報を
企業の担当者の方に提出しております。
内容は下記3点を研修講師が作成します。
・技術面(Java・SQL)の理解度、
・ヒューマンスキル(報告・連絡・相談)、
・1週間の総括
週報の内容を見て教育担当の方は自社社員の方とコミュニケーションを取り、
ヒヤリングをしている方も多く、特に気にしているのはヒューマンスキルの項目です。
教育担当者が配属先部署で面接を担当していない人の場合、人事担当者が面接評価や
雑談時の印象で良い人材と判断してしまうケースが多く、ギャップを知る上で
週報は配属先の担当者の方に一定の評価頂いております。
受講者の傾向が若手という事もあり、社会人として仕事を進めるスキル・マナー面など
年齢が離れた世代と問題なく働く社会性がどの程度あるかを知りたいとの理由です。
技術の理解度はもちろん重要ですが、配属後にある程度はサポートできる部分は多いのですが、
人間性は既に完成しているため、矯正が難しく相談ができないなど分かれば、
研修期間中から訓練をするなどして、配属までにできない事が少しでもできるように準備するなど
少しでも戦力化を図りたい企業が多いです。
弊社も週報では伝え方をどうするか迷う方がいますが、回りくどい表現で変な誤解を与えて
配属後に困らないように問題が多い方についてはストレートな表現を記載し、問題点の矯正を
図るようにしております。現場担当者の方には求められますが、人事担当者の方からすると
内容によっては不愉快にさせてしまう事もあると思います。
研修中の受講者のモチベーション管理は、ジョブサポートの講師も行いますが、
担当者の方も関わって頂けると研修終了後の業務に良い影響を与えてくれると思います。
エンジニア研修が終わった後にも研修修了報告書を提出しており、
受講者の性格、傾向など含めた育成のアドバイスなどを提出しております。
企業様によっては、配属先のエンジニアの方と直接お会いし受講生の作成したソースコードを
お渡しするのと合わせて研修修了報告書の内容を深堀した内容を話し合う機会もあります。